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二週間前は寒さに震えながら畑仕事をしていたのに、この日はうってかわって春本番のポカポカ陽気になりました。重たいコート脱いで、軽装で集まったメンバーは口々に「畑日和ですね~!」と晴れやかな笑顔。待ちに待った畑シーズンです。
まず、雪の重みでボサボサになったコニファーや折れた枝を剪定したり、ハーブ畑や花壇の枯れ草をとってあげる作業から始めました。枯れ草をかき分けるとチューリップの芽やクロッカス、ハーブの芽もちらほら顔を出して、「わぁ春だねぇ!」と歓声が上がりました。
続いて、白山通り沿いにあるグリグリのメインの畑に行ってみると、なんとトンネルの中でブロッコリーとカリフラワーがたくさん実っているではないですか!10月に苗を植えてから半年間もかけて成長したお野菜。なんてスローな野菜の時間。でもそれをじっと待っているグリグリの時間も負けじとスローだということに気づかされます。
ブロッコリーは過去最高の出来栄えで、これ以上ないのではないかというくらいの豊作。子どもの顔よりも大きい株までありました!
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雑草の生い茂った中に浮かびあがるカリフラワーも、なんてかわいいんでしょう。手に持ってみると、ブーケのようにきれいでした。グリグリを長年率いてくれたアーティストのカブさんが、以前こんな話をされていました。「雑草は善玉菌を増やしたり、土の中のリン酸のバランスを整えてくれる働きもあるから、あまり抜き過ぎないほうがいい」と。青々と茂った雑草は、豊作の立役者だったのかもしれません。
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この日は他にもサラダホウレンソウが収穫できたので、ランチタイムにはサラダやパスタにしてたっぷりお腹におさまりました。食べなかったものは、グリグリ特製の直売所で販売することにして外に出て野菜を並べていると、通りがかりのおじいちゃんおばあちゃんや若いカップルが珍しそうにのぞきに来てくれて、1時間で完売してしました。売りすぎたかな?と言いながらも、1500円もの売上げには子どもたちは大喜びでした。売上げた代金で種を買って、これから播いていきたいと思います。
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帰り際には、同じく長い時間熟成させていた長ネギを収穫したので、みんな手にネギを持って帰っていきました。袋には入れていても、電車の中でネギ臭プンプンだったことでしょう!

読んだ絵本:「またまたはーい」「へんてこへんてこ」「やさいのおなか」
「ことばのあいうえお」「どうやってねるのかな」「しろくまちゃんのパンケーキ」「しらゆきひめ(紙芝居)」「おおかみと7ひきの子ヤギ(紙芝居)」など
3月になっても、名残り雪が舞ったりとまだまだ寒い日が続いている今日この頃。今年度最後のえほんの会が開催されました。
午前の部、まずは身体ほぐし。大人も子どもも、寒さで丸まった身体を思いっきり伸ばして、さっそく絵本のはじまりはじまり~
「またまたはーい」は、いろんな動物たちが、それぞれの方法で元気に「はーい」とお返事する、たて開きのつくりが抜群に楽しい絵本。
「次の動物は、どんなお返事をするかな?」と想像しながら、めくって、声を出して、思いっきり手をのばして・・・みんなで元気よく返事をしながら読み進めていきました。

「へんてこへんてこ」は、渡ると身体が伸びてしまうという不思議な橋のお話。いつの間にか出来た橋を渡ってみると・・・お母さんや子どもたちも身体が伸びてしまいました。
あら大変!!と思ったら、渡り終えると、もとの身体に戻っていました。よかったよかった。
午前の部の最後の絵本は、久しぶりの「ことばのあいうえお」。
あ行~わ行まで、五十音を繰り返すうち自然とリズムが生まれて歌になります。みんなの「ストップ」の合図で開いたページからはじまる言葉を、大人も子どもも一緒に挙げていきます。
最後はちょうど「さ」で「さようなら~」、ということで、おあとがよろしい感じで午前の会は締めくくりました。

さて、お昼を挟んで、午後の部の一冊目は「どうやってねるのかな」
リスやコアラやコウモリなどなど、動物がどうやって寝るのかみんなで考えました。
「リスはこうやって寝るんだよー」と子どもたちが、丸まって素敵なポーズを実演してくれた姿は、本当にかわいらしくて、うっとりと見ている大人たちでした。
何やらえぽんずさん、何かを隠し持っているよう・・・。
そこから出てきたのは、紙芝居の舞台!!
大人からは「懐かしい~」、子どもたちは「何がはじまるんだろう」とワクワクした様子。

「しらゆきひめ」が始まって、お妃さまが毒りんごを売りに来るシーンでは、えぽんずさんの名演技に本当に怖がる子どもたち。毒で眠ってしまった白雪姫のもとに、小さなかわいい二人の王子が、を助けに来てくれてハッピーエンドで「しらゆきひめ」は締めくくりました。
紙芝居の舞台は子どもたちに大人気。えほんの会が終わったあとも、「ママ読んで!」とママが紙芝居を読む時間になったりと、改めて紙芝居の魅力に気が付いた、そんな1日になりました。

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☆3月のえぽんずさん:
竹内みずゑさん、榎本純子さん、鈴木燦さん、赤羽さや香さん、後藤勇さん、菊池千里さん、小玉陽子さん、櫻井拓見さん

読んだ絵本:「ぼくのおじいちゃんのかお」「はたけのともだち」「ころんだころんだ」「なんげえはなしっこしかへがな」「ぶるどっぐとぼく」「からだっていいな」など。
新しい年が明けて、早1ヶ月。ピカピカな気分で今年もえほんの会がスタートしました。
4ヶ月ぶりのえほんの会。開催を待っていて下さった方がいらっしゃったのか、たくさんの方に来て頂き、賑やかな一日となりました。
午前の会の「ぼくのおじいちゃんのかお」という写真絵本では、おじいちゃんの笑った顔や泣いた顔など絵本の中のおじいちゃんのいろんな顔を、みんなで真似して一緒にやってみます。
おじいちゃんの表情の真似は子どもたちみんな大得意!!表情を見合って笑いあったり、誰かの表情を真似してみたりと、和やかな笑いに包まれながら、大いに盛り上がりました。
盛りがったところで、「はたけのともだち」という、はたけの野菜たちが、次々と楽器を演奏するお話へとすすみます。
一人ひとり、好きな楽器を一つずつ持ち、野菜になりきって、ハーモニーを作っていきます。
みんなで一斉に音を出したり、ソロのパートがあったりと、その場で素敵な音楽が生まれました。
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午前の最後は「ころんだ、ころんだ」という、色んな動物たちが次々に転ぶお話で締めくくりました。
いろいろな動物になりきって、転んで転んで最後は会場みんなが一つになって、大きなおまんじゅうに。
心も身体もホクホク暖まった午前の会となりました。
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お昼を挟んで午後の部。
午後の最初は「ひともじえほん」という写真絵本。ひらがな一つひとつを、身体で表している絵本です。
子どもたちは、絵本を見ると、あっという間に文字を作ります。「ま」など3人であらわす文字は、大人も子どももみんなで協力して、一生懸命作っていきました。きれいにできて、みんなで拍手。
肌寒かった部屋も、あっという間にポッカポカになりました。
次に読んだのは、「なんげえはなしっこしかへがな」という津軽弁の絵本。お話自体が長いのではなく、出てくる数字の単位が大きいので、同じ言葉を何度も何度も繰り返す「果なし話」といわれるお話なのです。
おかあさんにも読んでもらったりしながら、果てしなく長い単位の数に思いを馳せて読みました。
津軽弁がわからなくても、「果なし」のおもしろさは子どもたちにも伝わったようで、大笑いの時間となりました。
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「ぶるどっくとぼく」は、犬が怖い「ぼく」がお父さんに教えてもらった「おまじない」を唱えながら、犬を克服していくお話です。
えぽんずさんの名演技で本当に怖い犬が登場。みんなで「いぬ、い、ね、うし、とらと呪文を唱えながら、怖い犬を克服して、最後は仲良くなりました。
午後の最後は「からだっていいな」というからだの不思議さ、大切さ、面白さを描いている絵本で締めくくりました。
えぽんずさんオリジナルの歌にのせながら、普段は何気なく動かしている「からだ」のことを一人ひとりが大事に想いながら、絵本の会は幕を閉じました。
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さて、次回のえほんの会は3月8日です。
皆様のお越しをお待ちしております!
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☆1月のえぽんずさん:赤羽さや香さん、後藤勇さん、櫻井拓見さん、田中晶さん、たけうちみずゑさん

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グリグリのメンバーさんが、ひょっとしたら一番楽しみにしているのは「クリスマス会」かもしれません。畑でとれたお野菜を調理したり、石がまで大きなお肉を焼いたりしてみんなでいただくのが恒例となっています。この日のメニューは、午前中にミニワークデー、昼過ぎからクリスマス会の準備をして夕方5時ごろからご馳走をいただく流れで行いました。
【午前/ミニワークデー】
年内最後で、1,2月はワークデーをお休みにするので、畑も越冬の準備をしなくてはなりません。主に行ったのは、大根の収穫、バラの剪定、子ども畑にホウレンソウの種まき。大根は、「すがも大根チーム」とのコラボで栽培していたもの。大成功で、20本ほどのすらっとした脚の大根が収穫できました。栽培をしてきたのは「すがも大根チーム」のおじさま達ですが、収穫となったらグリグリキッズの出番です。笑 小さい子は尻もちをつきながら、大きい子はどんどん抜いてあっという間に収穫が終わりました。なかなかうまくできたので、来年の春には春まき大根を栽培しようということでおじさま達とは意気投合しました。
すがも大根チームのおじさま達と、大根の収穫。白い大根がまぶしい!
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バラは植えてから4年目で、だいぶ伸びたことを喜んでいたのですが、メンバーだけではなかなか手入れが行き届かないので、南大塚の都電沿いでバラの栽培をしている方に来ていただいての剪定作業となりました。伸び放題だったバラの枝がきれいに剪定されていくのは、見ている方もすがすがしい気持ちになりました。
子ども畑の手入れはいつもの顔ぶれで、RちゃんとボランティアのTさん、それと初ボランティアの大学生のお姉さん。前回種まきをしたときに失敗してしまったので、もう一度まき直しておくことにしました。畑仕事の一方で、同時進行していた直売所の屋根の設置作業が教室で行われていて、メンバーのお父さんとキッズが丁寧に取り付けてくれました。
バラの剪定/子ども畑の種まき/直売所の最終仕上げ
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【午後/クリスマス会】
おもてなし精神がとても豊かなグリグリ料理長(メンバーのお母さん)のアイディアで、今年も色々なご馳走が用意されました。手作りフォカッチャ、ローストポーク、手羽とチーズのスモーク、S家特製ベーコン、採れたて大根のスープなど、食べきれないのではと思いましたが、45名も集まったのであっという間に平らげてしまいました。実は今年は卒業したメンバーの一部をお誘いしたところ、15名程参加してくれたので、特に多くの人が集まった会でした。途中で昔の写真をスライドショーにして畑の開拓がいかに大変だったかを振り返ったり(大根はほとんど育たなかった…という苦い記憶も)、ロンドンに留学したアーティストとスカイプでつないだり、お父さんお母さんがクリスマスにちなんだ絵本の読み聞かせをしてくれたりして、すごく盛り上がったクリスマス会でした。
特製ベーコン/石がまで焼きあがったらその場でほおばる/卒業メンバーのお母さんたち!/会場
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畑に石窯をつくったのは2008年夏。「畑の隣にピザ窯をつくって、採れたて野菜をトッピングして食べたい。そしたら大勢の人が集まる場になるのではないか」―そんな夢を抱いて石窯をつくってから5年間。メンバーのお楽しみに、イベントにとフル稼働した石窯は、長年雨風にさらされてひびが入ってしまったためこの1年間は使用を控えていまし。しかしながら、「窯にふたたび火を!」というメンバーさんの強い要望により、この度業者さんの協力をいただいてしっかりと修復することにしました。下地の部分の修復は、石窯製造を請け負っている株式会社フリーハンド(https://www016.upp.so-net.ne.jp/kama/)さんに再び依頼し、表面の仕上げの部分をグリグリで行いました。以前は、「土仕上げ」でしたが、業者さんと耐久性やリ・デザインについて諸々相談したところ、今回は「漆喰仕上げ」にすることにしました。
晴天に恵まれたこの日は、石窯を漆喰塗りするということで多くのメンバーが集まりました。自宅を漆喰塗りしたことがあるというKさんは、「マイ・コテ」持参!まず最初に、業者さんが用意しておいてくれた漆喰を、メンバーが交代で石窯全体に塗りつけること数時間。ほぼ均一に塗り終わったら、全員軍手をはめて手で表面をなぞります。こうすることによってナチュラルな“手仕上げ風”の風合いを出すことができました。そして最後は、きれいな貝殻をはりつけたり、サインを入れたりして飾りつけ、完成させました。
実は、今回集まったメンバーの中で石窯製作時にいたのは小学6年生の男児一人だけ。昨年の夏に部分的な修復を行ったものの、これだけ大々的に石窯に自分の手を加えるのは初めての方ばかりです。たっぷりと時間をかけて、丁寧に仕上げを行ったのは、きっとみなさんの石窯への愛情ゆえのことでしょう。子どもも大人も、とてもいい顔しながら製作に没頭していました。これで来月のクリスマス会は大いに盛り上がりそうです!
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11月のもうひとつの大イベントは「里芋掘り」です。9年畑をやってきて初挑戦でしたが、亜熱帯化した夏の暑さが奏功してか、葉っぱを見る限りでは上々の成長ぶりでした。芋は掘ってみないとわからないので少しどきどきしながら掘ってみると、株が非常に大きく、大きいものは10個もお芋がついているではありませんか。子どもたちがお芋を傷つけないように丁寧に手とスコップで掘り起こしていくと、全部で50個くらいの里芋を掘り出すことができました。掘ったお芋は、先月植えたばかりのサラダ春菊や、夏に収穫したじゃがいもとともにランチタイムの食卓にのぼりました。
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ちなみに、じゃがいものほうは、フライドポテトに適しているという“サッシー”(白っぽい色)という品種と、ホクホク系の“キタアカリ”(濃い黄色)を食べくらべたり、色を見比べたりして、ほぼ全員の意見が「キタアカリは甘い。サッシーはあっさり系」ということで一致していました。今年は専門家なくしてほとんどの育成&収穫を行っているのですが、まずまずの収穫に満足しつつ、何より子ども畑が一番収穫量が多かったね!(スイカ、モロヘイヤが豊作)と笑いながら振り返りました。
当面の期待はサラダ春菊やブロッコリー、すがも大根ですが、来月にはいずれも収穫予定。次の直売所は【12月15日(日)】にオープン予定です!

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暑く、長かった夏もやっと終わり、やっと畑にとって最適なシーズンが到来。9月のワークデーでは秋から冬にかけて何を栽培していこうか相談しておいたので、この日はたくさんの野菜の苗植えと種まきを行いました。あいにく、前日は雨で運動会が流れたために欠席者が多く、メンバー8名、スタッフ4名でのワークデーでしたが、この日を逃したら植えつけの時期が過ぎてしまうので全員でフルパワーで植えつけを行いました。
<今日のメニュー>
・子ども畑の植えつけ・・・日本ブルーベリー、とちおとめ、ちぢみホウレンソウ、ニンニク
・みんなの畑の植えつけ・・・ブロッコリー、カリフラワー、サラダシュンギク、ニンニク、ちぢみホウレンソウ、次郎丸ホウレンソウ
・すがも大根3回目の間引きとトンネルがけ
・直売所オープン
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子ども畑では・・・
小学生4,5年生と中3、高1が集まり、お兄さんたちがリードをしつつまずはモロヘイヤの最後の収穫。両手で抱き抱えるほどの量が収穫できたので、直売所で販売することにしました。今年の夏は子ども畑が豊作だったので、子どもたちも少し気合が入っていた様子。しっかり開墾して土づくりをしたあと、丁寧に植えつけをしていました。お兄さんたちはもはや子どもと言える年ではないですが、大きくなっても年下の小学生たちとなんだかんだとおしゃべりしながら作業をしていて、聞くところによると中学受験を控えているやんちゃな小5男子の進路相談なんかもしていたそう。彼らがまだ幼稚園児や小学生だった頃は毎度毎度大騒ぎして校庭を走り回ったり、喧嘩したり悪さしたりしてメンバーのお父さんにこっぴどく叱られたりしていたものの、、、今ではそんな相談をできる仲になっているなんて、グリグリはしっかり植物の成長とともに人も育っているんなぁと改めて実感しました。
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みんなの畑では・・・
グリグリの畑は2つに大きく分かれており、普通なら2グループに分かれて作業ができるのですが、今日は人も少ないので、1つづつ順番に作業をしていきました。(本当はたった4,5人でやるには大きすぎる面積ですが…)
まずは「ポテマメのうえん」と呼んでいる畑。一部は、シソとバジルが占めるほど大きく成長していたのですが、そろそろこちらも終わりの時期。スズメバチがときおり飛来する中、刺激させないようよく注意しながら苗を引っこ抜き、袋につめて直売所で販売しました。一通り雑草を抜いたら開墾して土づくり。このところ土が黒々として、ふかふかとやわらかくなってきているので「いい土になったねぇ~!」とみんな感激。そのふかふかの土の中に、ブロッコリーなどの野菜苗を植えつけてあげました。
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すがも大根づくりも「ポテマメのうえん」の一部で行っており(すがも大根チームのオヤジさんたちとのコラボ企画)、今日は最後の間引きの日。立派に成長した葉っぱは見るからに美味しそうで、大根がどれだけ大きくなってくれるか期待がふくらみます。この日は虫除けのネットをかぶせてオヤジさんたちは帰っていかれました。
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もう一方の「サンチコリー」と呼んでいる畑はホウレンソウ畑にするのですが、こっちにとりかかれたのは午後2時半頃。丁寧に雑草を抜いて、耕し、黒マルチを敷いて種を播く頃にはもう4時近くになっていました。人が少ないため、けっこう黙々とした作業でしたが、あの人があれだけやっているなら私はハーブ畑をきれいにしよう、伸びすぎた木を剪定しておこう、、、といったプラスの連鎖反応は随所にみられ、一日かけてずいぶんと広い範囲で畑の手入れをすることができたようです。留学中のカブさん(グリグリ参加アーティスト)に代わって助っ人に来てくれた元ボランティアスタッフのMさん(元農業高校の先生!)がサポートしてくれたのも大きく、気づけばグリグリはもうかなり地域の人たちに支えられている活動になっているのですね。。。
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こんなに忙しく畑仕事をしている一方で、どうしたら直売所が人目につくか、どうしたらもっと野菜を買ってもらえるか、とても自由に(奔放に、、、)動いている子たちもおり、彼らがあれこれ画策した成果なのか、売上げは800円となかなかなものでした。自分たちで育てた野菜を自分たちで考えて販売するという自由を与えることは、実は少しばかり緊張を伴うことなのですが(地域社会とダイレクトに子どもたちがつながるのは、グリグリではイベント開催時しかなかったので)、今は成長していく子どもたちを少し遠巻きに見守ってみようと思っています。子どもを持つ一人のボタンティアスタッフが言うには、「みんなの畑があって、子どもの畑もあり、直売所もあると、子どもたちは今日はどれをしようかなって選べる。いつも同じじゃないから、それが子どもたちにはいいよね。この3つがいい意味でグリグリで循環していくといいよね」。なるほど。畑はたくさんのことを教えてくれます。

読んだ絵本:「かおかおどんなかお」「あんよあんよ、ねぇあんよ」「かばくんのふね」「あつまるアニマル」「まっくらまっくら」など。
暑さ寒さも彼岸まで、という言葉通り、この最後の夏の名残を感じさせる日差しの中、2ヶ月ぶりのえほんの会を開催しました。久しぶりにえぽんずメンバーがほぼ全員揃い、ゲストも交えて賑やかな一日となりました。
この日の一冊目は「かおかおどんなかお」。怒った顔や泣いた顔、笑った顔などなど、いろんな顔もみんなでやってみます。お母さんたちの「おすまし顔」は見応えが。最後には子どもたちの顔が自然と「いい顔」にほぐれていきました。

続いては「もこもこ」。「しーん」から始まり、色々な擬音語と生き物のようでもあり景色のようでもある不思議な形や色の絵で綴られていく本。コントラバスの音色が心地よく響く中、絵から想像される世界を擬音語で声に出してみたり、身体の動きもつけたりして絵本の世界を楽しみました。
その次は、ちょっと元気に身体を動かす「あんよあんよ、ねぇあんよ」。ひよこやおばけ、ハンバーガーだって歩いちゃうお話。みんなで好きな楽器を一つずつ持ち、自由に演奏しながらいろんな歩き方をしてみました。

最後はまたしっとりしたお話の時間。「かばくんのふね」という少し長い物語を読みました。優しい「かばくん」が動物園の仲間たちを助ける様子に、子どもたちも静かに耳を傾けて見入っていました。
お昼を挟んで午後の部。午前と同じく玉ねぎを使った自己紹介で会が始まりました。玉ねぎはまん丸ではないので、コロコロ少し予想と違った方向に転がっていくことも。玉ねぎを手にしたら、自分の名前と好きな動物を教えてもらい、そのままその好きな動物になって身体ほぐし。えぽんずメンバーがライオンになってみんなを追いかけたり、逆にみんなに追いかけられたり、身体がほぐれたところで、午後の一冊目は「あつまるアニマル」という動物のお話から始めました。

そして「へっこきよめさま」という昔話では、ゲストの方々も大活躍。「へ」で村の人々を助ける嫁様の様子を、風を巻き起こし音や身体の動きで盛り上げるえぽんずの様子に、子どもたちからも大きな笑い声が。

最後の締めくくりは「たいようオルガン」。歌のように語られるお話に合わせて、オルガンを持ちながら旅をしたり、
黒板には何やら絵のような模様のようなものが出来上がっていきます。子どもたちもあちらこちらに興味を持って動き出し、音楽の演奏に加わったり黒板のお絵かきに加わったり、ふんわりした空気のまま会を終えました。

さて、次回のえほんの会は来年1月を予定しています。詳細は決まり次第HPなどでご案内いたします。
日が空いてしまいますが、皆様のお越しをお待ちしております!
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☆9月のえぽんずさん:渋谷橙さん、渋谷千里さん、たけうちみずゑさん、赤羽さや香さん、後藤勇さん、櫻井拓見さん
ゲスト:榎本順子さん、鈴木燦さん

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一カ月ぶりのワークデーは、「雑草がいっぱい!笑」でスタート。青々と茂っているのは雑草ばかりで、猛暑の中実りを与えてくれたトマトやきゅうりはすっかり枯れてしまっていました。植物を見ると、あぁもう秋なんだなって強く実感します。
<今日のメニュー>
・スイカの収穫♪
・直売所オープン!
・子ども畑のお手入れ
・すがも大根種まき(すがも大根チームとのコラボ企画)
・草取りと雑草対策
・秋冬の畑計画
今日のメインは、なんといってもスイカの収穫と直売所オープン。「こんな立派なスイカができたら泥棒にとられちゃうんじゃない」ってみんな心配した子ども畑のスイカは、うまく雑草を隠れ蓑にしていて無事で、前回に引き続き収穫することができました。今回は小ぶりのものが4個。一つは直売所で売ることにして、他はみんなでわけようということになりました。
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直売所には、子どもたちが育ててきたモロヘイヤと、バジル、それとスイカが並んで初のオープン。Nちゃんが、野菜にリボンをかけたり、ハーブブーケを手にして門の前で通る人たちに声をかけるなどして、看板娘としてはりきっていました。その甲斐があって、この日の売り上げは360円。一袋20円~100円という安さなので、初回としてはまずまず。「これで種が買えますね~」とグリグリのみんなはあくまでも前向きです!
いつもは畑に向かって、グリグリのメンバーばかりで行っている活動ですが、こうして直売所ができることで人々の目は少しばかり上を向き、地域の人たちを意識するようになります。イベントではなく、普段のワークデーでそうした機会ができることは、きっとこれからのグリグリに変化を与えてくれるはずと信じています。
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ゆるゆるとした直売所の一方で、雑草に覆われた畑では、草取りと枯れた夏野菜の撤収を、すがも大根チームの面々が中心となって大根の種まきをしました。野菜が大好きな小2のYくんは、大根チームのおじさま達が種まきをしている中に一人でフラッと入り、種まきをお手伝い。まだコミュニケーションはあまりとれていませんが、これから大根を育てていく中で、メンバーと大根チームとの関係も育っていくといいことに、スタッフとしては尽力したいと思うところです。「大根を食す会」楽しみです!
あ、そうそう。「畑の主」(=ヒキガエル)は家族で?姿を見せてくれてみんなに人気でした!
次回の直売所オープンは【10月6日(日)】の予定。遊びに来てください!
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お盆で里帰りしたり、旅行に行っている人が多いこの時期に開催したワークデーは、大変こじんまりとしていましたが、内容は濃く、実り多いものでした。
まず何といっても、子ども畑のスイカの収穫です。ハンドボール大に成長したスイカは、ちょうど熟れごろで真っ赤に熟していました。大きなスイカを今日のメンバーで食べてもまだたくさん残っていたので、にしすがも創造舎のスタッフにもおすそ分けし、お土産にも持ち帰れるほど。いつも子ども畑のお世話をしている女児が畑を見ていると、まだあと4個も実ができていて、これからまた収穫できることへの期待感が大きく膨らみました。
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次に、春ごろから計画していた「直売所」の製作です。メンバーが集まらないと作業がはかどらないため、だいぶ時間がかかりましたが、この日やっとワゴンの部分が完成しました。最初のイメージ画から始まり、模型づくり、塗装選び、木材のヤスリがけ、塗装、組み立てと、実にさまざまなメンバーやスタッフの手を通して出来上がった直売所は格別なものがあります。ちょうど猛暑で夏野菜も少し疲れているところなので、9月になってからの直売所オープンを子どもたちは特に楽しみにしています。
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同じく、春ごろスタートした地元オヤジの会の面々との「すがも大根づくり」ミニプロジェクトもこの日は活動しました。オヤジの会の方たちは、色々な文献を探して「すがも大根」とは実際にあったのか探究していたのですが、結論として「ねりま大根」とルーツは同じだということに至り、この秋に種まきを行うことになりました。この日は二回目の開墾。1ヶ月ぶりの開墾だったので畑は草ぼうぼう。。。まずは大きく育った雑草を抜いて、その後肥料をを混ぜて開墾したときには汗だくだくで、「今日はすごくやりがいがありました!」と笑って帰られました。次回は種まきです。
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畑は夏の強い日差しを受けてカラカラに乾いている部分や、ちりちりに乾燥してしまった苗など、もろに打撃を受けている部分もありますが、ズッキーニやサトイモ、子ども畑のスイカとモロハイヤは非常に元気に育ち、これからの成長にも期待がもてて炎天下の畑仕事も少し前向きになれたようです。
次回ワークデーは9月上旬。次は秋の風も期待したいものです。直売所もオープンするかもしれないので、最新情報はカモ・カフェの案内板を見ていらしてください!
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読んだ絵本:「あおくんときいろちゃん」「はやくはやくっていわないで」「みずちゃぽん」「いちはかたつむりじゅうはかに」「びりびり」など
セミの声も賑やかに、本格的な夏の到来を感じる7月の日曜日、今年度初めての「読んで遊んでえほんの会」を開催しました。今回は、えぽんずメンバー二人に、千田庸子さんをゲストにお迎えして、前半は指人形のパフォーマンス、後半はえほんの読み聞かせ、という内容でお送りしました。

午前の部、部屋の中にはいつもと少し違ったカラフルなセットが。今日はどんな事が起こるかという期待を胸に、
始まりの挨拶が終わったら、早速指人形劇の始まり始まり~。登場したのは二人のクマさん。セリフのない劇でしたが、一生懸命助け合いながら体操をするクマたちの様子に、「がんばれ~!」と子どもたちから声援が飛びました。

その次は、「まほうのヨーグルト」というお話。お兄さんが作ったヨーグルトを、ネコが思わず食べてしまったのですが、最初は素直に謝ることができない、というお話。「ヨーグルトを食べたら目が見えなくなるんだよ」などと言うお兄さんの言葉に、反省して最後には謝ったネコ君。子どもたちは人形の動きの一つひとつをじっと見つめ、集中してお話を聞いていました。
さて、たっぷり指人形を見たら、後半は身体も動かしながらの絵本の読み聞かせ。午前の部は子どもたちからの読んで欲しい本のリクエストが殺到。「あおくんときいろちゃん」「はやくはやくっていわないで」を読んだ後は、お子さんと一緒に来ていたえぽんずメンバーも加わり「ラーメンちゃん」。

ラーメンを渡る場面では、子どもたちが列になってクッションの上などを渡りながら教室を縦断。そのままの勢いで「ぼうぼう」という火の燃える様子が続く絵本に。小さな炎から大きな炎まで、身体も揺らして声も出しながら絵本の世界を味わいました。
午後の部も、前半の指人形は子どもたちが食い入るように見つめる中進行。登場する動物たちにすっかり感情移入している様子もでした。後半の絵本は、「びりびり」というお話から。いろんな形、いろんな音で黒い何かが破れて(?)いきます。途中、お父さんたちや子どもたちにも、どんな音で破れるか声を出しもらいました。黒い何かが破れて数が増えるたび、子どもたちもえぽんずメンバーの後ろに列になって教室をあちこちへ移動します。

「めっきらもっきらどおんどおん」は、えぽんずのお友だちが読んでくれました。教室の照明を暗くして雰囲気も出しつつ、不思議な夜の世界に現れるおばけたちの、ちょっと可愛くてへんてこな言葉に思わず笑顔がこぼれます。

そしてこの日の最後は「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」というお話。おじいちゃんのおじいちゃんはどんな人?とさかのぼっていくと、「ひいひいひいひいひいひいひいひい…………おじいちゃん」になり、どんどん「ひいひいひいひいひい」の数が増えていきます。シンプルな事ですが「ひいひいひいひい…」と頑張って色んな言い方で言い続けるえぽんずメンバーに、子どもたちは笑いが止まらない様子。時に一緒に声を出したり、思わず前に出て一緒に踊ってしまう子も。暑い最中にも関わらず、たくさんのご家族で賑わったえほんの会でした。
さて、次回のえほんの会は9月を予定しています。(詳細は決まり次第HPなどでご案内いたします。)今年も「読んで遊んでえほんの会」をよろしくお願いいたします!
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☆7月のえぽんずさん:田中晶さん(俳優)、たけうちみずゑさん(俳優)
ゲスト:千田庸子さん(指人形)