雨が続いたり風が強かったり、少し天候が不安定な今年の春。日曜日も時折雨のぱらつく曇天でしたが、グリグリのワークデーを行いました。

天候のせいか参加メンバーは少なめでしたが、畑は来るべき夏に備えてすべき作業がいろいろあり、皆で協力しながら畑活動に勤しみました。この日にやっておきたいことは黒板に書きだしておき、メンバーが各自やりたい事を選択してそれぞれの場所へ向かいます。随分前に植えたじゃがいもがなかなか芽を出さず、この日も芽が出ていなければ掘り起こして種イモが腐っていないか確認した方が良い、ということで見に行ってみたらば、無事に育っていて一安心。今年は冬が長かったので植物の成長もゆっくりなのでしょうか。
それから、夏にむけてミニトマト畑を準備するべく、冬の間に植えたホウレンソウや二十日大根の収穫もしました。ピンク、赤、紫などきれいな色をした二十日大根に、やわらかくそのまま食べられそうなほうれん草も大量に収穫できました。

収穫の後は、カニ殻とくん炭を混ぜ込んで土を耕したり、それぞれの場所で雑草を抜いたり、レモンやブラックベリーには花がつくように、周りの土に堆肥を混ぜてワラをかぶせておきました。
お昼には、大量に収穫した野菜たちを子どもたちも手伝って調理です。二十日大根はそのままでも食べられますが、ホウレンソウはハムとコーンを加えて炒めものにしました。青々とした野菜が並ぶテーブルを皆で囲み、食事のお伴には、ハーブ部のメンバーが今回は少し趣向を変えてほうじ茶を淹れてくれました。

お昼ごはんの後には、午前中にできなかった、緑のカーテンのお豆たちを収穫しました。ソラマメやさやいんげんの手入れの方法を調べるのは次回までの課題です。

そして、引き続き雑草も抜いて、チューリップなど埋もれ気味だった春の花たちも、はっきり姿を見えるようにして、かぼちゃの種も植えました。

いちごも、クローバーに埋もれていた所もあったので、周りを少しすっきりさせました。そして、何気なく四つ葉を探していたら、思いのほかたくさん見つかりました!中には五つ葉など変わり種も。子どもたちの見つけたクローバーがお母さんたちの服を飾って、なんだかとても幸せな光景でした。

また、男の子兄弟は造形的な作業も頑張ってくれました。シーズン毎に変化する畑の地図を作るべく、巨大な白いシートに絵を描いてくれたり、メンバー同士がお互いの顔と名前を覚えて交流しやすくなるように、写真を使った名札作りも始めました。

カメラマンになってくれた男の子は、一枚一枚写真が浮かび上がってくるのを確認して、モデルとなった人には仕上がりもちゃんと見せてくれます。中には眼鏡をモチーフにしたアートな作品も紛れていました。
存命が危ぶまれたホップも復活していましたし、これから夏に向けて畑が賑やかになっていくのが楽しみな一日となりました。