今年度のパフォーマンスキッズ・トーキョー(PKT)幕開けです!!

先日、都内小学校の体育学習発表会におきまして、今年度のパフォーマンスキッズ・トーキョーの幕開けとなる成果発表公演が行われました。
あいにくの雨により一日順延となりましたが、当日は晴天に恵まれ、さわやかな青空の下での発表となりました。

今年度の6年生は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う最初の緊急事態宣言が発令された2020年に小学校に入学した子どもたち。つまり、今回のPKTに参加した5、6年生は、以前のような、全学年が一緒に校庭に集い、大勢の観客の前で実施する運動会を一度も経験したことがないとのことで、先生からは、「今年は全学年での実施に戻すことになったので、会場全体が一体となって盛り上がるような、その中心に自分たちがいるような経験を、子どもたちにさせてあげたい」というご要望をうかがいました。

そんな先生の熱い思いがつまった一曲は、70年代のヒット曲『September』アース・ウィンド&ファイアー。「私、使いたい曲があるんです!」という先生の選曲とアーティストの中村蓉さん(振付家・ダンサー)が打合せの席に持ってきてくださった曲が、はからずも一致したことですっかり意気投合!!わくわくと期待が膨らむ打合せとなりました。

老若男女、誰もが一度は耳にしたことがある楽しいナンバーで、ノリノリで登場する子どもたち(と、大人たち。笑)

ワークショップの最初のころは、子どもたちよりも、汗だくの大人たちのエネルギーが勝っていたように感じましたが・・・回を重ねるごとに、身体も心もほぐれていき、本番では笑顔がこぼれ、楽しそうなみんなの表情がまぶしかった!!

2曲目は、最新のJポップのナンバーです。
5年生と6年生に分かれて、グループ創作を行いました。

「だんだん食べる 赤と青の星々 未来から過去
順々に食べる 何十回も嚙み潰し 溶けたら飲もう・・・」

とても詩的な歌詞からイメージをふくらませ、子どもたち自身で振付を考えました。

「面白がりながら、少しふざけながら、生真面目に、素直に・・・」それぞれのスタンスで歌詞の言葉と向き合い、創作に取り組む子どもたち。歌詞の捉え方も自由で、発想も表現も自由。
そんな時間をみんなで過ごす子どもたちは、とても楽しそうでした。

最後は・・・古いアメリカ映画から「雨にぬれても」。
傘を持って、可愛らしいナンバーに仕上がりました!!

演目のタイトルは「今から、人生を動かす!!!」

「今から、○○を動かす!!!」の○○に入る言葉を子どもたちから募集して決めました。
ちなみに採用されたのは、特別支援学級の5、6年生が考えてくれたもの。
まもなく小学校を卒業し、次のステージに踏み出していく高学年の皆さんにぴったりの、いいタイトルになりました。

普段は指導するお立場で、本番は見ているのみという先生方も、全曲子どもたちと一緒に踊った体育学習発表会。「(雨による)順延のおかげでもう一日練習できます!」と大真面目におっしゃった先生の姿が忘れられません。
そんな先生たちと一緒に踊る子どもたちの楽しそうな笑顔に、見ている観客の皆さんもにっこり。

と、みんなで楽しく駆け抜けた、今回のパフォーマンスキッズ・トーキョー。
これからも、各地の学校やホールで、ぞくぞくと開幕してまいります。
どんな子どもたち、先生たちとの出会いが待っているか、楽しみでなりません!!
乞うご期待です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation