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読んだ本:「うさぎちゃんとおひさま」「やさいたちのうた」「このにおいなんのにおい」「いちご」
天気もいいし、みんな運動会の応援に行っちゃったかな~。ということで、10月のえほんの会はとっても少ない人数でのんびりゆったりと行われました。食欲の秋、おいしいものがいっぱいの秋、そんな時期にふさわしく、食べ物がたくさん出てくる絵本を読みました。午前は、「やさいたちのうた」を読みながら、さやかおねえさんたちがからだを使って次々と出てくる野菜になりきってみました。茄子になってぶらさがってみたり、トマトになってケンカしてみたり、竹の子になってどこまでものびてみたり…。

071013ehon2.jpg午後は、今度は大人も子どもも混じって、カレーライスの材料になりきってカレーライス作りをしました。包丁役の子が野菜役のお父さんお母さんお友達をトントンときざんでお鍋の中へ!大きなしゃもじでみんなをかき混ぜて、味をみて、「塩が足りない!」とたんに野菜役の子も鍋から飛び出してみんなで塩探し!最後はルーをご飯にかけてできあがり!
最初は「山天国(という名の遊具)」の上で高みの見物をしてた子も、いつの間にか参加して、最後には特大カレーができました。あーおなかすいたー。

朝日新聞の日曜教育面のコラム「あめはれくもり」にて、芸術家の子どもたちの活動の中で出会った子どもたちの姿を、9月23日より4回シリーズで連載しています。
このブログ内ではあまりお伝えできていなかったエイジアス(学校にアーティストが出かけ、先生と協力しながらワークショップ型授業を行う)の風景をご紹介できれば、と思います。
以下、掲載コラムの転載です。
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朝日新聞 2007年9月23日朝刊 25面 「あめはれくもり」
「子ども+芸術家=?」 堤康彦
「とんぼざくら」
このまちのおすすめスポットを尋ねた観光客役のスタッフに、小学6年生の男の子が答えた。「えっ、なにそれ?」。話を聞くと、団地の公園に夕方とんぼがたくさん集まり、夕日にあたって金色の桜のように見える。その風景を彼が名づけたのだという。
昨年11月、東京都練馬区内の小学校で行った、美術家・岩井成昭さんのワークショップでの一場面だ。テーマは「ツーリストインフォメーションセンターをつくる」。小学校は大規模団地にあり観光地ではないが、もし旅行者がきたら、自分のまちの魅力をどのように伝え表現するか。子どもたちは、自分なりの視点でまちを見直し、物語にしたり、造形作品にしたり、粘土を使ったクレイアニメにしたりした。
ワークショップ型の授業を提供する活動「エイジアス」を私が始めたのは7年前だ。音楽、ダンス、美術、演劇など様々な分野の現代芸術家を小学校に派遣し、先生と協力して授業をつくる。いまの社会を強く意識しながら、新しい価値や表現を生み出す創造のプロフェッショナルである芸術家。彼らが子どもたちに出会うとき、毎回様々な化学反応が起き、子どもたちは得がたい何かを学ぶ。
少子化や情報化などで大きく変化する現代社会で、子どもにとって切実に必要な学びは何なのか。私はそれは、アートによる学びであり、創造的な教育であると確信している

◇つつみ・やすひこ 10年間のサラリーマン生活を経て、01年にNPO法人「芸術家と子どもたち」を設立。42歳。

ほうれんそう、白菜、にんじん、大根、春菊。おもわず「お鍋がしたいね!」といってしまうような、秋冬の野菜畑ができました。タネから育てていくので、まだまだ形はありませんが、ちいさな芽はどれも同じように見えるのに、これがみんな違う野菜になっていくって不思議です。いまは、カバーをかけたトンネルの中で、静かに育成中。これからのレポートを楽しみにしててください!

 

7月から約2ヵ月ものあいだ、トマト、オクラ、とうもろこし、パプリカ、ゴーヤ、エダマメなどのいろいろなお野菜が収穫できましたが、夏野菜も、いよいよおしまいの季節になりました。もう実のならなそうな夏野菜のほとんどを抜いて、たい肥用にこまかくきざんで、土にはあらたに肥料をくわえて秋冬の畑の準備をしました。9月だというのに30度以上もある気温の中、次回種まきができるようにみんなでがんばりました。秋冬も、いろいろな野菜を作りたいという気持ちはみんな一緒のようです。新しいメンバーが12人も加わって、ますますにぎやかになりそうです!

読んだ本:「このにおいなんのにおい」「ユックリとジョジョニ」「ことばあそびうた」「これはのみのぴこ」「知らざあ言って聞かせやしょう」など
午前の会・午後の会ともにちがう演出を加えた趣の異なる「ユックリとジョジョ二」を披露。絵本の中のアコーディオンも登場!午前の「ユックリとジョジョ二」では、絵本に出てくるダンスシーンに合わせて子どもたちも楽器やおもちゃで音を入れて参加。最初はにぎやかに鳴り響いていたいろんな音が、物語が進むにつれて変化が見え、最後の方では音が洗練されお話とぴたりと合う瞬間が生まれました。午後の「ユックリとジョジョ二」は、じっくり、ゆっくり、大切に読みこみ味わい、体の奥深くに染みこむような読み聞かせとなりました。写真は午後の会での1コマ。


グリグリの参加アーティストであるカブさんがデザインしたガチャガチャが、にしすがも創造舎に登場しました。中身は植物のタネ。カブさんがこれまで栽培してきた植物のタネなのだそうです。なんのタネかは出てきてからのおたのしみ!
カブ(美術家/深沢アート研究所緑化研究室代表)
https://www.hukalabo.com

IMG_2801_a.JPG日ごろ、グリグリのメンバーたちがどんな畑を作り、どんなことをしているのか体感してもらおうと、一日イベントを開きました。あそびコーナーでは、竹の水でっぽうで遊んだり、葉っぱで造形をしたりしました。「とれたてやさいかふぇ・かぼーん」では、この日の朝採れたばかりの野菜を使ったカナッペや、畑で栽培しているミントを使ったアイスミントティーなどを用意しました。グリグリのメンバーたちで考え、手作りしたものばかりです。

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読んだ本:「もこもこもこ」「ひみつのがっき」「えをかこう」「まちんと」
「ひみつのがっき」では、じんくんママも読み手に参加して、みんなで体を使って楽器の形と音を表現してみました。「えをかこう」では、さやかおねえさんが絵本を読みながら教室の大きな黒板を使って絵を描き、そこに子どもたちも参加して、黒板いっぱいにみんなの絵が広がりました。

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グリグリのグリーン&ワークショップを監修してくれているカブさんによる、造形ワークショップ(子ども対象)を開催しました。この日は「自分の木をつくる」ことにチャレンジします。畑には、たくさんの植物が植わっていて、それらの植物をじっくり観察して好きな葉っぱをまず子どもたちがえらびます。ぜんぶ違う形の葉っぱをえらぶ子や、香りでえらぶ子、葉っぱだけど集めたらどこか海草のように見えるセレクションをする子、お花もまぜちゃう子など、みんなそれぞれです。集めた葉っぱをパウチしてからハサミで切り取り、「自分の木」に葉っぱをくっつけていきます。「自分の木」ももちろん子どもたちの手づくり。かわいい、いろいろな木ができあがりました。

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都会の、マンションに囲まれたこの場所で畑づくりを初めて約1ヶ月。夏のような暑さのおかげで、畑の植物はみるみる成長しました。ひと月前にタネをまいたとうもろこしは、子どもの身長をこす勢い。ズッキーニも10センチ近い実をつけています。この日は、まだ苗の小さいパプリカに大きな実が成っていたので、実が栄養をとりすぎてしまうと株が大きくならないということで、実を採ってみんなで試食しました。甘くて肉厚で、あまりのおいしさにみんな感動しました!子どもも大人も「おいしーい!」の大合唱でした。すべての植物がうまく育っているわけではなく、芽の出ないものや病気のもの、ほとんど成長のないものもあります。だからこそ、この実りは格別なものなのです。それにしても、始めは何ができるのかわからなかったような土地で、これだけの体験ができることに、大地の偉大さを感じる人は多いはすです。
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さて、今日はグリグリの活動になくてはならない二人のアーティストを紹介したいと思います。植物を扱う美術家のカブさんと、コミュニケーションデザインに関わる様々な活動をしている坂倉杏介さんです。

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