梅雨入りしてすぐのグリグリワークデーは、何とか雨に挟まれた晴れ間に実施する事ができました。畑の緑も色鮮やかに賑わい、メンバーさんもたくさん訪れ作業がどんどん進む一日となりました。

活動の最初には黒板でその日のメニュー(前回やり残した事も含めてみんなで考える)を確認、今日の「つもり」ということで、その日一人ひとりがやる「つもり」の事も教えてもらいました。ブドウが気になっている人や、子ども畑の計画等みんなで何となくお互いの事を共有してスタートです。
子どもたちはサッと子ども畑に向かい、雑草を抜き始めました。前回撒いた種も少し芽を出していましたが、それ以外にも植えたいものを考えて苗を買い出しに。一方で、今年に入り成長のスピードがぐんと伸びたブドウは、あっという間に大人の背丈も越える程に。しっかり誘引します。

さらに、今日一番期待していたのは、石釜の試行運転。新しいメンバーで火を熾す達人が登場、夏祭りに向けて、一度試しに使ってみようという事に。積み木のような薪が並ぶ様が何となく可愛い。ちょこちょこ子どもたちも様子を見に来ては、一人前に団扇を仰いだり、中を覗いたり興味津々な様子です。

石釜を達人にお任せした後は、ごぼうの葉も剪定。切られた大きな葉は、子どもたちの日傘に回収されていきました。その隣では、自分が植えたから!と収穫を楽しみにしていたニンニクを、兄妹でどんどん引っこ抜き、白くて大きい立派なニンニクがてんこ盛りです。

畑作業の傍ら、子どもたちは虫に気を取られることもしばしば。永遠のアイドル、ダンゴ虫を両手いっぱいに抱えて披露してくれます。もちろん虫だけでなく、ワイルドベリーの収穫もしっかりと。

その他にも雑草を抜いたり、トマトを植えるための畑を耕したりしていたら、あっという間にお昼の時間。石釜も1時間程経ったところで、おにぎりやホットドックなど、いろいろ試しに焼きながら芝生広場でランチタイムとしました。ピザもとりあえず焼けていたので、7月の夏祭りでも石釜を使って何かを焼けるかも!?とメンバーもワクワクです。

午後からは、ハーブを植えている畑でも作業をしました。少し日陰になっているので、蚊の発生率が高い気がしますが、かゆさと、どくだみの香に耐えながら、抜いても抜いても出てくるどくだみたちを、コツコツコツコツ抜きます。「根っこが抜けると気持良い!」と言いながら根っこに夢中になる子どもに、気が滅入りそうになる大人は励まされました。ラベンダーやじゃがいもの花も満開で目も癒されます。

芝生広場では、工具を持参したパパさんがついに柵を完成させようと、やんちゃな男の子たちに工具の使い方教えつつ、黙々と組み立ててくれました。立派に完成した柵は早速畑へ。全体の景観も考慮しつつ場所を決め、畑の素敵さが一段と増しました!

また、各家庭で立派に成長したトマトの苗を畑に植え替え、害虫予防ににニラやオレガノも植えました。メンバーがたくさん育ててくれたので、畑に入りきらなかった子たちは、ベランダで鉢植えにしました。

そして、石釜試行運転が終了した後は、壁面修理の続きです。セメントの配合などがなかなか難しく、ヒビが入っているところもあったので、みんなで相談しながら作業をしました。実は夕方から雨が降ってしまったので、ちょっと先が心配ではありますが、試行錯誤を重ねるのはグリグリメンバーの得意な事、また次回以降様子を見ながら完成させていきたいです。
最後には、また黒板の所へ集合して、みんなが何をしたか振り返りを行います。あちらこちらで散らばって作業をしていると分からない事もあるので、こうして共有する時間はとても大切。これから夏野菜も収穫できるよう、梅雨や暑さに負けない畑をみんなで守り育てていきたいです!