今年度、最後のPKTホールの子ども参加者募集がスタートしています!

募集概要:
【公演タイトル】『愛なんだ2023』
【アーティスト】中村蓉(振付家・ダンサー)
【会場】中野区 なかのZERO 小ホール
【開催期間】2023年1月28日(土)~2月26日(日)、全10日間
【対象】小学3年生~中学3年生
【定員】15名
【参加費】無料
【応募&詳細リンク】https://www.children-art.net/nakanozero2022-kodomo/
※募集期間は~12月14日(水)まで!

小中学校でのワークショップでは、歌謡曲のメロディーにのせて、
ユニークにダンスする姿が印象的な蓉さん。
パフォーマンスはとっても素敵で、その上元気で明るい方なので、
きっと今回のPKTも楽しい時間になるのではと楽しみにしています!


でも、具体的にどんなことをするのか。
きっとあまりイメージできない方も多いのではないでしょうか。

ということで、今回のブログでは、PKTホールについて紹介します!
*写真は、この夏、武蔵村山市民会館[武蔵村山市]、大田文化の森[大田区]、赤坂区民センター[港区]で行われた、PKTホールの様子です。


PKTは、芸術家と子どもたちが、
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京と実施しているプロジェクトです。

ダンスや演劇、音楽などの分野で活動するプロの現代アーティストを、都内のホール・文化施設などに派遣。
10日間程度のワークショップを行い、子どもたちが主役のオリジナルの舞台作品をつくりあげます。
最後に発表公演を行い、多くの方々にワークショップの成果を発信していきます。

気になった方は、ぜひ、事業の紹介ページものぞいてみてくださいね。
https://www.children-art.net/aws/pkt/

     R4年度 PKT武蔵村山市民会館 『おどろどろんこどんどきゅう』
     発表公演の様子 (c)木原丹  
   

PKTホールでは、出演者の子どもたちを公募で集めています。
募集情報は、アーツカウンシル東京芸術家と子どもたちのウェブページに掲載されています。
例年(多少の前後はありますが)、4~6月頃と、10月~12月頃にご案内をしていることが多いです。

そのほかにも、劇場の広報誌への掲載や、地域の学校にチラシを配布したり、
子ども向けの情報サイトに掲載する…などもしているので、よかったら注目してみてくださいね。


発表公演を地域のホールや劇場で行うのはPKTホールならでは。
照明も音響も舞台も、機材も技術スタッフも全部プロの劇場空間でワークショップ&発表をするので、
保護者の方から「なかなか体験できない機会になった」などのお声をいただくことも多いんです。

上:今年度の会場のひとつ、赤坂区民センター
下:本番日のワークショップの様子 
(c)松本和幸

また、日数をかけて作品作りを行うのもPKTの特徴です。
子どもたちからアイデアや表現を引き出し、みんなで共有して、試行錯誤をして、シーンを作っていく……

アーティストが準備してくださった振付を踊ることもあるけれど、
決められた動きの練習よりも、
子どもたち自身が想像力をはたらかせて自分たちで動きを生み出していく、
クリエーションの時間を大切にしています。

プロのダンサーと一緒に動きを創作!@大田文化の森 (c)金子愛帆

でも「じゃあ考えてみて!」といきなり言われても困ってしまいますよね。
そこで、いろんなからだ遊びを試しながら、身体の動かし方に気づいていく時間も、
PKTのワークショップでは大切な時間となっています。

子どもたちは、自分の動きはもちろん、
友達と一緒に動きを作ったり、何人かのグループで動きをつくることにも挑戦していきます。

アーティストの北川結さんも交えて、グループの動きを考えました。(c)金子愛帆

公募で集まる子どもたちは、
最初は知ってるお友達がいなくて、ドキドキしていても、
ワークショップを重ねるうちに、メンバーどうしでたくさんお話をしたり、
意見を交わして、同じ舞台に挑戦する仲間になっていくようです。

年齢や学校が違っても、一緒に過ごすうちにすっかり仲良くなりました。(c)金子愛帆

ワークショップも後半になると、
それまでにつくったシーンをつなぎ合わせて、いよいよ一つの作品にしていきます。

子どもとアーティストだけではなくて、
舞台監督や照明、音響、美術など、様々な部門のスタッフも本格的に参加して、
作品をつくりあげていく、仕上げの時間です。

武蔵村山市民会館では、間中ムーチョさんの美術が印象的な空間に。
仕込み後は会場の雰囲気がガラッと変わりました。(c)木原丹

照明さんや音響さんのかっこいい機材に興味津々なところは、
子どもらしくて微笑ましいですが、
子どもたちがスタッフの皆様にリクエストをしたり、小道具の相談をしている姿を見ると、
一人の出演者としてここにいるんだと頼もしい気持ちになります。

(c)木原丹


本番前日にはリハーサルを経て、最終日にお客様へ作品をお届けします。

発表は、子どもたちはもちろん、アーティストもスタッフもドキドキしながら迎えます!
みんなでつくってきた舞台だから、最後まで妥協せず、試行錯誤が行われます。
この日のための衣装も身に着けて、1度きりの本番に臨みます。

赤坂区民センター 発表公演の様子(c)松本和幸 

会場も、アーティストも、集まる子どもたちも毎回異なるPKTの公演。
そのときだけのスペシャルな舞台を作っています。


PKTホールについては、
これまでにも動画やコラム等でも取り上げています。
下のリンクから、ページ中央の<活動の様子>にまとまっていますので、
気になる方はこちらものぞいてみてくださいね。


ということで、現在PKTホールは、
中野区のなかのZEROでのワークショップの参加者を募集しています!
そして発表公演は、観覧無料で、どなた様にもお越しいただけます!(要予約)
観覧情報公開まで、もう少々お待ちください。

すこしでも多くの方に興味をもって頂けたら嬉しいです。

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写真でご紹介したのは、以下のホールです。

R4年度 PKT武蔵村山市民会館 『おどろどろんこどんどきゅう』
振付・構成・出演:青木尚哉 美術:間中ムーチョ
出演:小学2年~高校1年生の子どもたち
(c)木原丹

R4年度 PKT大田文化の森 『ワイルドワイルド!』
振付・構成・出演:北川結 音楽:西井夕紀子
出演:小学3年~6年生の子どもたち
(c)金子愛帆

R4年度 PKT赤坂区民センター 『めにみえないもの製造工場』
振付・構成・出演:辻田暁 音楽:ファルコン
出演:小学3年~中学3年生の子どもたち
(c)松本和幸 

本日9/25(日)は「北川結とカラダおどるココロおどる!」でした。
台風一過で、気持ちいい風が吹く、暑いくらいの日!
初めて参加される親子もちらほら。ようこそ、ぞうしがや こどもステーションへ!
アーティストは、ダンサーの北川結さん、アシスタントは内海正考さんです。

からだでじゃんけんに挑戦!その名も、「おしゃれじゃんけん」です!


おしゃ~れ じゃんけん じゃんけん ぽん!
のかけ声で、からだいっぱいに、グーチョキパーをつくりました。


壁に寄りかかってパーをつくったり、
二人組でチョキをつくったり、
子どもも大人も、いろんなアイデアが出てきました!
「おっ!それいいね~」と、一人ひとりに声をかける北川さん。

大人のからだをアスレチックのようにしてみるコーナーも!
あ!背中をよじ登ってる!


子どもたちは、満面の笑みで楽しそう!
大人は、そりゃもう、必死です!

からだのパーツをくっつけてみよう!の時間では、
手と手
膝と膝
背中と背中・・・・

と、いろんな場所同士をくっつけたあとに、
わき腹と太もも?!

からだの動きにいろんな工夫があって、どの家族も違っていて、おもしろい!
大人の皆さんは、きっと明日筋肉痛になっていることと思います。

三味線に合わせて動いたり、好きな食べ物から振付をしてダンスをしたり、
盛りだくさんのワークショップ!みんな本当に楽しそうで、見ているこちらも幸せでした。

次回をお楽しみに!


ぞうしがや こどもステーション
https://www.children-art.net/aws/zoshigaya/


芸術家と子どもたちでは、2021年度からの3年間、BNPパリバ財団の芸術教育支援プログラム「Dream Up」の支援を受けて、児童養護施設と障害児入所施設でのワークショップを実施しています。今回のブログでは、2021年度の活動をご紹介します。

「Dream Up」は、芸術教育を通じて世界の子どもたちを支援する社会貢献活動で、社会的に不利な状況にある子どもたちに、才能開花の機会を提供するために、世界30か国で展開されています。

今回のプロジェクトでは、社会的養護の下にある子どもたちや、障害のある子どもたちが、ダンスや音楽、演劇などの表現活動を通じて、他者とのふれあいや、自他の表現を認め合う経験を重ねながら、それぞれがやりたいことを見つけ尊重し、その力を伸ばすことをサポートします。そして、彼らの傷ついた心を回復し、自分や人を信じる力、人と関わる力を育てることで、彼らの自立を支援することを目的として始めました。

◎2021年度実施概要

児童養護施設×棚川寛子      
参加した子どもたち2施設(交流) 年中~中学3年生、施設退所者 18人
アーティスト棚川寛子(舞台音楽家)
アシスタント・アーティスト井上貴子(俳優)、加藤幸夫(俳優)、佐藤円(俳優)
ワークショップ実施日➀10/9 ②11/27 ③12/5 ➃12/26 ⑤1/9 ➅3/12 ⑦4/4 ⑧4/5
障害児入所施設×新井英夫     
参加した子どもたち小学5年生~高校3年生 12名
アーティスト新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)
アシスタント・アーティスト板坂記代子(ダンサー)、はしむかいゆうき(演奏家)
ワークショップ実施日日➀11/20 ②12/12 ③1/7 ➃1/30 ⑤2/23 ➅5/8       

・児童養護施設でのワークショップ

舞台音楽家・棚川寛子さんたちと、2つの児童養護施設の子どもたちが交流するワークショップを実施しました。2回目のワークショップでは、BNPパリバ社員の方から、BNPパリバの紹介や、SDGsのレクチャーをしていただきました。レクチャーの前には、英語のゲームで楽しく身体を動かして、子どもたちはその後のSDGsのお話を集中して聞いていました。丁度学校で勉強したばかりの子もいて、身近に感じることもあったようです。

そして、レクチャーで聞いたお話を元に、アーティストの棚川寛子さんたちとオリジナルの物語を一緒に創作しました。「自然」「環境」「貧困」などのキーワードから出てきたアイデアを、一つずつつなげて物語にしていきました。台本はありませんでしたが、子どもたち自身が想像力を働かせ、自分たちで言いたい台詞や動き、なりたい役を考えてシーンをつくっていきました。

<子どもたちが考えたアイデア>

・海の王国-海が汚れて、食べる物がなくなり困っている。

・飢餓を無くすためにコロッケ屋さんをやりたい。

・目が見えなくて困っている「白杖の女の子」の役をやりたい。

・小さい子がいじめられているのを助けたい。差別を無くそう。

・森を守る妖精になりたい。

・エコカーをつくりたい。

・訪問医療チーム(KISA2隊)になりたい。

また、衣装や美術は、Dream UpのTシャツにペイントをしたり、段ボールや不要になったカーテンや端切れなどの廃材を活用して船や車をつくったり、子どもたちと手づくりしました。こうして回を重ねて少しずつ形にしながら『海の王国とひそむ影』というオリジナルの物語を創作し、最終回には施設内職員の方に向けて発表会を行いました。

・障害児入所施設でのワークショップ

体奏家・ダンスアーティストの新井英夫さんたちと、zoomを使ったオンラインでのワークショップを重ねました。 オンラインということもあり、子どもたちの特性に合わせて、少人数の3グループに分けて実施。身体遊びや音遊びを通して、人と関わりながら、一人ひとりの興味・関心に寄り添い、オンラインならではの、映像の効果も楽しみながら取り組みました。

衣装は、Dream UpのTシャツを、学園にある自然素材や廃材を活用してペイントしました。いろんな形の枝や葉っぱ、輪ゴムや梱包材のプチプチなどを使って、スタンプのように使ってペイントしました。

最後の日は、衣装のTシャツを着てグループごとに映像を録画。後日施設内の職員や子どもたちが鑑賞できるようにしました。ファッションショーのつもりで、つくったTシャツを衣装に、それぞれが即興で自由に踊りを披露しました。物語が好きな男の子は、目をいろんな物に貼り付けて、見立てで遊びながら、アーティストと即興のお話をつくりました。

この二つのプロジェクトを通して、BNPパリバのCSR担当社員の方とミーティングを重ね、実際にワークショップにも何度も足を運んでいただきました。残念ながら、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を受けて、発表会に多くのBNPパリバグループの方をお招きすることは叶いませんでしたが、発表後には社員ボランティアの方々から手づくりのプレゼントをいただき、子どもたちもとても喜んでいました。

また、後日、社員の方には映像で発表をご覧いただけるようにするとともに、ランチタイムを活用した1時間程度のオンライン・セッションを設けてくださり、施設職員と事務局スタッフで、それぞれの施設の現状と課題や事業報告をさせていただきました。100人ほどの社員の方が視聴してくださったということで、

「活動や発表の様子を拝見できて、感動しました。」

「心健やかに育ってほしいきもちでいっぱいです。」

「自分の子どもの環境が、当たり前ではないということに、改めて気づかされました。」

などの感想をいただき、私たち事務局スタッフにとっても学びとなる貴重な機会でした。

児童福祉施設での取り組みは、様々な事情から広く広報することが難しいのですが、こうした形で企業の方が一緒に事業に取り組んでくださることは大きな励みになりました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。

今年度のパフォーマンスキッズ・トーキョーの幕開けは『カラフル☆ファンファーレ』

振付家・ダンサーの田畑真希さんと都内小学校の特別支援学級に8日間通い、1年生から6年生までの31名の子どもたちと運動会での発表を目指して、ダンスパフォーマンスの創作を行いました。

ワークショップの初日から子どもたちは圧倒的に元気で自由!
ワークで使おうと田畑さんが持ち込んだカラフルな風船を投げ合ったり、手ではじいて遊んだり、教室内を走り回ったり・・・。経験豊富な田畑さんも「これは大変だぞ・・・」と目眩がするような思いだったそうです(笑)
田畑さんはもちろん、先生方も私(コーディネーター)も運動会で発表することを目標にしているのですから、それはそうなのです。でも考えてみればそれ自体が大人の思惑。子どもたちにとってみれば、今この瞬間に目を奪われるもの、やりたいことがあるのは当たり前です。

そこで田畑さん、2回目から作戦を変更!
出来る限り少人数のグループにわけてワークショップを実施し、膝を突き合わせて話し、様々なワークを彼らにぶつけてみるなかで、子どもたち一人ひとりの興味や彼らがイキイキと動く瞬間を、辛抱強く発見していって下さいました。
そうやって時間をかけて、みんなで創ったパフォーマンスのタイトルは『カラフル☆ファンファーレ』。

運動会当日は、前日の雨が嘘のような五月晴れ!

一列に並んで、パフォーマンス開始の合図のファンファーレを待つ子どもたち(大人たちも)の勇姿。

初めて学級の全員がそろってポーズをとる姿に、感動しました!!(涙)

グループダンスのトップをがざるのは、女の子チームのパフォーマンス。

全部自分たちで考え、相談して振りをつくり、「自主練したいです」と先生にお願いして時間をつくり、「それぞれの色の布を持って踊りたいです」とやっぱり先生にお願いして小道具をつくり・・・・・

「私たちの輪の中で、踊ってください」とお願いされた田畑さんは、「このタイミングで出てきて、ここでいなくなってください」と、しっかり演出されていました(笑)

でも、色々お願いされた先生も、田畑さんも、とっても嬉しそうでした!!

そして、男の子たちのグループのダンス

担任の先生や田畑さん、アシスタントで入って下さったダンサーの鈴木さん、澁谷さんと一緒に踊りました。

闘いのダンスを披露する子、得意の側転を披露する子、なかには日本人離れしたリズム感で踊る子もいて、観客の喝采を浴びていました!

最後はみんなで「どんな色が好き?」のダンス。

これが唯一、みんなで一緒の振りを踊るダンスです。
全員揃って踊っている姿に感動・・・・本番に強いと聞いてはいたけど・・・大人はハラハラしたよ。
ちなみに、田畑さんが着ているTシャツと同じものを、みんなも着ています。色んな形のスタンプを押して作りました。

フィナーレはみんなでポーズ。カラフルな紙テープが花を添えてくれます。

紙テープを担当してくれたのは、女の子たち。

「私がこっちに走るから、あっちに走ってね!」などと、入念に打合せしてました。
先生は、「相手の気持ちを汲み、協力して取り組む彼女たちの姿に、大きな成長を感じた」と目頭を熱くされていました。

こうして、今年度のパフォーマンスキッズ・トーキョーは賑やかに、カラフルなファンファーレとともに幕をあけたのでした!

最後になりますが、田畑さんが当日パンフレットに寄せて下さったメッセージをお届けします。

「はじめて子どもたちと出会った日、それはそれは賑やかでした。

元気いっぱい走り、風船で遊び、机の上からジャンプ!

じっと様子を見ている子、溌剌とした身体で楽しそうに真似っこダンスをしてくれる子、

即興的に美しいダンスを踊る子・・・・目眩がしそうなほどカオスな時間でした。

「これは大変だぞ・・・」が、初日の正直な感想でした。とにかく、本番である運動会まで時間がない!!

作品の大まかな構成を用意していましたが、どうやら全員で決まった踊りは出来そうにないぞ・・・と、頭を抱えた初日でした。

2回目から作戦変更。子どもたちも少し馴れてきて、どんなダンスにしようか?とお話することが出来ました。すると、子どもたちから色々なアイデアや、面白いダンスが浮かんできました。

「そうか!!子どもたち一人一人が素敵なダンスを創り、踊ることができるじゃないか!!」

知らぬ間に、型に嵌めたダンスを押し付けようとしていたのかもしれないなぁ、と反省しました。子どもたちの鮮やかな身体に感動しました。

カオスだと思っていた時間は、カラフルに彩られた尊い時間になりました。

子どもたちとの出会いは、私にとって今後の活動に変化をもたらす出会いになったような気がします。

みんな、ありがとう!!また一緒に踊ろうね♪

                           まきまっちょ 田畑真希

6/5(日)は「ビッキーとおもしろい音みっけ!」でした。

ビッキーこと、尾引浩志さんは「倍音」を奏でる音楽家です。
「倍音ってなに?」という疑問に、パフォーマンスをしながら丁寧に説明していくビッキーさん。

まずは、イギルという弦楽器の演奏を!まるで風が吹くような音なんです。
そして、そこにホーメイという倍音のうたをのせていきます。
ホーメイは低い音と、高い口笛のような音が同時に聴こえるんですよ!
子どもたちも、シーンとして聴き入っていました。

次は、口琴の紹介!

どんな音かな?とみんなの興味の集めるビッキーさん。

ビヨヨヨ~ン!

聞こえた予想外の音に、みんなクスクスっと笑っていました。
え?こんな音なの?!とびっくりしていました。

そして、カエルになったつもりで、ビヨヨーンに合わせてジャンプしました!

ペットボトル、クラフトペーパーでもあそびました。


どんな音が出るかいろいろと試してみたり、
みんなの音を録音して聴いたり、
音にのってダンスしたり!

ワークショップが終わった後も、ビッキーは楽器の話でお父さん・お母さんと盛り上がっていました!
(今日は、お父さんの参加も多くて嬉しかったです。)

また遊びにきてね!


ぞうしがや こどもステーション
https://www.children-art.net/aws/zoshigaya/



5/28(土)は、「さくちゃんと親子でうたおう!」でした。
真夏のようなお天気の中、元気に親子が参加してくれました!

アーティストは、声楽家・指揮者の小津順策さん(さくちゃん)と、アシスタントでピアニストの大橋響子さん。
今日も、たくさんの曲を歌いました!

参加してくれたのは、全家族とも、お父さんと子どもたち!
(お父さん、ありがとうございます!)


顔を見合わせて、まずは子どもたちの自己紹介から。

「好きな食べ物はなに?」というさくちゃん。
「ブロッコリー!」と子どもたち。
なんと、全員ブロッコリーが好きなことが判明!みんなの共通点がわかりました!

いろんな「色」が出てくる歌では、曲の中で子どもたちの好きな色をインタビュー。
ピンク!むらさき!みどり!
子どもたちは、マイクを向けられても堂々とこたえていてびっくり!
みんなの好きな色を歌詞に入れて、一緒にうたいました。

手遊びうたでは、立ち上がって自由に動きながら歌ったり、
元気な曲では、手作りシェイカーを鳴らしたり、
歌と音楽をいっぱい楽しみました!

次はどんな歌がうたえるかな?お楽しみに!


ぞうしがや こどもステーション
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5/22(日)は「岩渕貞太のからだでおしゃべり」でした!

アーティストは、振付家・ダンサーの岩渕貞太さん、アシスタントの関かおりさん。

言葉を使わなくても、「嬉しい!」とか、「怒ってるよ」って”からだ”で伝わることってあるんだよ。という岩渕さん。今日は、どんな”おしゃべり”を親子ですることができるのでしょうか。

まずは、岩渕さんのまねっこから!ごろーんって転がるのも気持ちよさそう!

岩渕さんのまねっこだけじゃなくて、関さん、そして参加してくれた子どもたちのまねっこも!みんな、どんどんからだがゆるんでいきます。

「じゃあ、今度は見ていてね。」と岩渕さん。何をしているのかな?

関さんを連れて、あっちにいったり、こっちにいったり、関さんを座らせてみたり、回してみたり。

でも、つながっているのはひとさし指だけ。

「こっちに来て~」「そっちに行くのね~」

「じゃあ、今度は回って~」「回るの~!?」

と言葉はなくても、2人の気もちはつながっていたようです。

話す人と聞く人に分かれて、親子もチャレンジ!お母さん、お父さんを先導してあちこちを歩く嬉しそうな表情が印象的!ひとさし指が小指になったり、両手になったり、頭になったり・・・つなぐものがいろいろなものに自由に変化する子どもたちの発想も素敵でした。

「さあ、今度は粘土をしようと思うんだ。でも、普通の粘土は持ってきてないんだよ。」と岩渕さん。

そうです、今日使う粘土は”からだ”です!

まずは、こねるところから。今日の粘土の調子はどうかな?

こねこねこねこね。

もっとうでを上にしてみようかな。足を広げてみようかな。

こねる人の手の温かさ、粘土(役)のからだの温かさを感じながら、素敵な形が出来上がりました。

休憩中には、岩渕さん、そして関さんに話かけに行く子どもたちの姿が。

ワークショップのはじまりは、お父さん、お母さんのところから離れなかった子どもたちが、からだと一緒に心もほぐされたようでした。一緒に何かを共有するって、短い時間でも、不思議と仲良くなるものですね。

さあ、最後は、各々ポーズを決め、そのゴールに向かってゆっくりじっくり時間をかけて、からだを動かしていきました。早く動かせば一瞬で出来てしまう形を、2分以上かけてゆっくり形づくります。

ゆるやかな音楽をBGMにゆっくーり動くお父さん、お母さん。とっても素敵!

子どもたちはといえば、なんと通ったところを行ったり来たり!自由な発想もプラスされて、こちらもまた素敵な時間でした。

あっという間の1時間。

元気に手を振って帰っていく子どもたちの”からだ”から、「楽しかった~!」という声が聞こえてくるようでした。


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4/30(土)は「まりちょふと楽しむパーカッション」でした。

子どもたちは始まる前から、目の前にずらりと並んだ太鼓を叩いて、すでに楽しそうです。
プログラムのオープニングは、まりちょふ=関根真理さんと、アシスタントの品川さんによるパーカッションの演奏で、賑やかにスタート!小さな子どもたちも、演奏に釘付けでした。

まりちょふさんたちの自己紹介が終わったら、いよいよみんなで演奏することに。待ってました!
「オー!」のかけ声、やる気満々です!

大人も子どもも、一人ずつ太鼓があるのですが、やっぱりお母さんと一緒に叩きたい!
という子どもたちも多かったです。大きな太鼓は低くていい音がします。

自分の身体より大きな太鼓!とてもいい音が響いていました。

子どもたちの好きな食べ物をまりちょふさんがその場でリズムにして、全員で叩きます。
グリーンピース、ブロッコリー、スイカ・・・
言葉で言いながら叩くと、不思議といろんなリズムもあっという間に叩けてしまうのですね!

後半は、効果音にもなる様々な楽器に触れました。
あんな音も、こんな音も・・・言葉では到底説明できないので、ぜひ体験しに来てください!
子どもも大人も、初めて出会う楽器に夢中で、目がキラキラしていました。


次回はどんなリズムと音に出会えるでしょう。お楽しみに!



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今年度最後の「親子で楽しむ えんげきシアター」は、演劇ユニット ドロップさんによる「きたかぜとたいよう」でした!
ぞうしがやこどもステーションがスタートして初めての1歳以下の赤ちゃんとその親御さんのためのプログラムです♪

初めてお芝居を観る!という子も多く、会場に入り、少し緊張気味だった赤ちゃんたちも、お母さんとのふれあい遊びで少しずつ表情が和らいでいきました。

「きたかぜとたいよう」では、音や光、風など、赤ちゃんが五感で思いっきり楽しめる遊び心が盛りだくさん。「チリン♪」という小さな鈴の音にもすぐ反応し、きたかぜとたいようが奏でる音楽やダンスをしっかりと全身で受け止めている姿が印象的でした。

後半は、お芝居の中でも出てきた雪の結晶を、ライトで照らす影遊び!床に映った雪に一生懸命手を伸ばし、あれ?つかめないぞ?と不思議そうにしている子も。ちょうちょが飛んできた時には、みんな声をあげて喜んでいました。

最後はドロップさんの歌声に合わせて親子でぎゅーっ!
音に合わせて揺れたり、転げたり、まわったり、みんな思い思いに楽しんでいました♪

プログラム終了後も、子どもたちは舞台上にある楽器や小道具に興味津々。
自由に音を鳴らしたり、たっぷり心ゆくまで遊んでくれました♪

ぞうしがやこどもステーション、初めての赤ちゃん向けのえんげきシアター。
ゆったりとした赤ちゃんとお母さんとの時間に、私たちもたくさんの笑顔を元気をもらった一日でした^^


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12月に開催した今年最後のプログラムは、「親子で楽しむ えんげきシアター」でした。
演劇ユニットの思考動物さんによる音楽劇『まーるんぱっ』の上演!

”まる”を探しながら世界中を旅して、いろんな”まる”に出会っていく物語です。

日本語のような意味がわかる言葉を使わない=「ノン・バーバル」のお芝居なので、子どもも大人も、登場人物の会話を想像しながら観ました。
俳優さんたちが話しているのは、物語の中の言葉。言葉自体の意味がわからなくても、どんなことを話しているかが、やりとりや音の高低、速さなどで伝わるんです!

音楽劇なので、ギターなどの生演奏も盛りだくさん!
ギターの音を言葉にしたり、お客さんとリズムでコール&レスポンスのシーンもありました。

お客さんに事前に配られた鳥や雲を持って、参加する場面も!
気球に乗った登場人物たちが、子どもたちの方へ飛行しました。

ウミガメが産卵するシーン。
写真ではうまく伝えきれていませんが、照明も、音楽も、うたも、神秘的でとてもきれいでした。

来年も、たくさんの親子の笑顔に会えますように。
ぞうしがや こどもステーションでお待ちしています!


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