にしすがも創造舎にある「ギロンと探偵のいる2年1組」で不定期に開催している親子向けワークショップ。今年度2回目は、『誰も知らない不思議な「たまご海」』で、踊って遊んでお話をつくろう!』という演劇ワークショップでした。
アーティストは、「パフォーマンス集団たまご」の皆さん(柴田千絵里さん、一平杏子さん、 川越美樹さん)と、ダンサーの石井友樹さんにお越しいただきました。誰でも知っている童話などを元に、子どもも大人も楽しめる歌あり踊りありの楽しい作品などを作っている皆さんです。
まず最初は参加者の皆さんの自己紹介。お名前を教えてもらった後は、「今日はたまご海のお祭りに行くよ!」という説明をして、ワークショップの始まりです。

お祭りに行くためには、まずたまご海の仲間にならなければいけません。方法は簡単、親子で海にいる生き物を自由に選んで冠を作ってもらいます。家族でどんな生き物が良いか考えて、一人ひとり名前も考えました。みんななあっという間に絵を描いて、カニの親子にイルカの親子、サメの親子にウニの親子と、楽しい海の仲間が増えていきました。

冠が出来た後は、その生き物になって自己紹介です。黒板に書かれたヒトデと同じだよと説明してくれる男の子や、エビが好きなイルカがいたりして、面白い海になってきました。

そして、次は身体も動かしていきます。自分たちの選んだ海の生き物の動きがどんな動きかも考えながら海の中をお散歩です。その時に、目が合ったらお辞儀をする、目が合ったら「たまご魚語」であいさつをする、目が合ったら「ハイタッチ!」と、いろいろなルールを交えながら、いろんな親子も交流できるようにしていきます。「たまご魚語」は、「パクパク、スイスイ、フリフリ、ウオウオ」の4つ。全部「こんにちは」の意味ですが、一つ一つに動作も決まっていて、動きも一緒にご挨拶します。

身体を動かして海も暖まった後には、いよいよお祭りに出発です!でも、お祭りの会場に行くまでには、様々な困難が待ち構えているのです。たまごのメンバーであるカメの親子について、みんなで会場に出発です。最初は普通に歩いているだけですが、時折「小さな石が転がってきた!」「大きな石が転がって来た!」「サメがやってきたから食べられないように、右へ、左へ、逃げろ~!」と、カメ親子の掛け声に合わせてみんなで上へ下へ右へ左へ右往左往。一気に身体を動かしました。

無事にお祭り会場に到着した後は、ダンサーのクラゲ先生から、たまご海の盆踊りを教えてもらいました。クラゲの形みたいな動きや、「たまご魚語」で使った動きも入っています。最後には、自分たちの魚のポーズも考えて、みんなで輪になって踊りました。時々、クラゲ先生から注文が出されて、みんなでつながって、うつぼになったり、ワカメになったりして、何回も盆通りを楽しみました。翌日に海の日を控えて、盆踊りで夏を満喫した一日になりました!

参加者の方からは、「たっぷり体を動かして表現して1時間ずっと笑っていたので参加して良かったです!!」「家でもまたやってみようかと思います。」「皆さんが笑顔で、とても楽しい雰囲気でした。」などの感想をいただきました。