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ASIAS公立小中学校ASIAS for School

アーティストが学校に

ASIAS公立小中学校は、アーティストが都内公立小中学校へ出かけていって、先生と協力しながらワークショップ型の授業を実施する活動です。

アーティストによるワークショップとは

未来を生きる子どもたちに必要な力

2020年度から完全実施される新学習指導要領に「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)の考え方が盛り込まれました。義務教育課程において「自分を表現し、他者に伝えること」はますます大切になってきています。

近年、学校教育でもプレゼンテーションや発表することを重視する傾向がありますが、残念ながらそのほとんどは、事前に教員が教える形式や表現の方向性にとらわれた、形式的なものになってしまっていることも少なくありません。

ASIASの授業は、「教える/教えられる」という一方向の関係性ではなく、アーティストと子どもたち、あるいは子どもたち同士が、双方向の関係性を築くワークショップです。作品をつくる(結果を出す)ことよりも、子どもたちが試行錯誤して表現を生み出すプロセスや、そこで行われるコミュニケーションを大切にしています。

決められたことを覚える、繰り返す、などではなく、答えのないことにチャレンジする、自ら課題を見つけ出す、そして新しい物事を見る、といった力。創造的で、集団の中でのコミュニケーションができ、壁にあたっても立ち向かうことができ、時代の変化にも柔軟に対応できる力、これからの社会を生きる子どもたちにそんな力を育てたいと願い、私たちは活動しています。

for children
子どもたちに関すること

私たちは、子どもたち自身が潜在的に持っている、さまざまな力を信じています。創造力、表現力、コミュニケーション能力、想像力――。子どもたちは、魅力的な場と時間、そしてひとつのきっかけさえあれば、こうした潜在力を存分に発揮するはずです。大人たちが子どもたちの様子を見ながら、柔軟かつ大胆に適切な刺激を与えれば、子どもたちは自然と成長します。

小学生にとって「学校の授業」は日常生活の大きな部分を占めています。その日常のひとときに、アーティストは、そんな子どもたちの潜在力を発揮するきっかけをつくり、また他者の個性や価値観を認め合う、貴重な機会を創出できると考えています。

for school
教育や先生に関すること

学習指導要領の改訂など、教育をめぐるさまざまな状況の変化に対応するため、先生たちは懸命な努力をしています。私たち市民NPOが、学校や園の先生たちと一緒に協力し、よりよい関係づくりを模索していきます。そして、ASIASの授業が、先生たちにとっても良い刺激になり、日頃の授業を振り返り、子どもたちの新しい一面に気づく機会になれば、と考えます。

for artists
アーティストに関すること

「表現とコミュニケーションの専門家」である現代アーティスト。彼らは他人とは違うユニークなものの見方、とらえ方をしていて、専門的な技術や能力を活かしながら、いまの世界を作品に表現しています。
ASIASに参加しているのは、さまざまな分野で注目されている個性的なアーティストたちです。公演や展覧会など特定の場にとらわれない、彼らと社会との新しい関わりを探っていきます。

 

ASIAS公立小学校 ここがポイント!

子どもたちの「日常=学校」にアートを届けます

 子どもがアートに出会う機会は家庭環境に大きく左右されます。バブル崩壊以降、目に見える形で進んできた経済格差の問題から、文化的格差もまた、大きくなっているでしょう。
「あらゆる子どもたちにアーティストと出会う機会を与えたい。」そんな思いから子どもたちの「日常=学校」へアーティストを派遣するこの取り組みを続けています。

ASIASのワークショップは、子どもにとって特別な場所ではなく、日常的な環境で実践するプロセスにこそ、その効果が最大限に表われます。
自分にとってのホームグラウンドで当たり前だと思っていたことを、アーティストがちょっと違った角度からみて注目して面白がる。あるいは友達とのいつもの関係に少し変化が生じるような体験。こういった大小さまざまな化学反応が連続的に起こるのがASIASのワークショップです。

身体(五感)を使って創る/感じる表現の違い・認め合う心

子どもたちのあそびはどんどん変化しています。ゲームの世界で、表面的なイメージを繰り返し想像し、ネットを通じた限定的な他者との関わりの中であそぶ子どもが多くなりました。おままごと、ごっこあそび、木登り…自然の中で身体を使ってあそびながら、周辺のモノや空間、自然環境から影響を受けたり、友だちから影響を受けて、演じたり、歌ったり、踊ったり、創ったりしながら表現することを学ぶ機会が減っています。

ASIASのワークショップでは、身体感覚を研ぎ澄ませたり、自身の身体を見つめ直したりする内容のワークが多く実践されます。音楽や音の変化、他者との身体的な触れ合い、何かを見るなど、五感を通じて様々な刺激が身体にインプットされ、その結果として、アウトプット=表現が生まれます。
アーティストや友だちの表現を見たり、他者と関わったりすることで、自分との様々な違いに身体感覚で気づいてほしい。そして、勝ち負けや〇×ではない、価値観や表現の違いを認め合う心を育んでほしいと思っています。

実施概要

ジャンル:ダンス・音楽・美術・演劇など
教科:国語、体育、図画工作、音楽、総合的な学習の時間など
対象学年:原則として1~6年生のうちの1学年。その他、特別支援学校
日数:2~5日間程度(授業内容により異なります)
※原則として、ワークショップはクラス別に実施

●活動の組み方例

実施場所:東京都区立A小学校 5年生2クラス
アーティスト:ダンサー
教科:体育
日数:3日間

<1日目>
①1クラス目3・4時間目 ②2クラス目5・6時間目
各90分/自分の身体と向き合う

<2日目>
①1クラス目3・4時間目 ②2クラス目5・6時間目
各90分/グループで創作

<3日目>
2クラス合同 変則60分/それぞれのクラスで創作したものを見せ合う