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コラムColumn

にじいろのなかまたち 2019-2020 ~児童養護施設の交流ワークショップ~ vol.2 座談会「2020年度を振り返って」(後編)

前回のコラムでは、2020年度を振り返り子どもたちの変化など感想をお伺いしました。Vol.2では、オンラインを経験して感じたことや、これからのことをお話ししていただきました。

>>プロジェクトの概要を含む、vol.1の記事はこちらから


◆オンラインから考える「触れ合う」こと

芸術家と子どもたち 中西(以下、中西): (vol.1の)みなさんの話を聞いていて、交流する、触れ合うということを改めて考えた一年だったと思いました。子どもたちを見ていると、zoom越しでも、むさしが丘とカルテットの子たちは交流できていたのかなと感じました。こうした経験が、(vol.1で)鈴木さんが仰っていたように、施設を退所した後の関係にもつながっていったらいいなぁと思います。実際に触れ合うことは子どもたちにとって必要なことだと思いますが、今回オンラインだから気づけたことなど、もう少し詳しく交流や触れ合いについてお話を聞いてみたいと思います。

音楽スタジオに出かけて、高校生のフルートやギターに合わせて踊る(2019年度 撮影:保手濱歌織)

児童養護施設カルテット 吉田さん(以下、吉田):やっぱりzoom自体が珍しくて、画面越しで自分が映ってるのを見るということが、まず自分への興味になってるんだなって思います。

あと、去年は、むさしが丘やカルテットなど、場所を移動していたんですけど、その移動時間がなくなるっていう面では、便利だなと感じました。一時間以上かけてこっちに来てもらったり向こうに行ったり、子どもたちだけでなく、送り出す大人たちも大変なので。

ただ、ダンスや楽器っていう根本的なことから考えると、絶対的に直接触れるほうがメリットが高いと思います。やっぱり楽器も、zoom越しでやるよりは、直接触れ合って指を動かしたほうが圧倒的に覚えてもらえると思います。

二葉むさしが丘学園 鈴木さん(以下、鈴木):(vol.1で)先ほど隅地さんもおっしゃっていましたが、やっぱり、昨年度の活動があったから、今回オンラインでもなんとかなったのかなって思いますね。カルテットの大きい子たちが気をつかって声をかけてくれたり、吉田さんが作ったシールをむさしが丘の子にいただいたり、そういう直接触れ合っていた中で蓄積されてきたものがあったから。

前回ね、餅つき大会でカルテットの子たちがむさしが丘に来てくれたじゃないですか。そのことを子どもたちは「去年は良かったよね、楽しかったよね」ってやっぱり言います。確かに、移動は大変だし、うるさいし(笑)。でも、それはそれで、子どもたちは移動時間も含めて、自分たちだけっていう特権みたいなのもあって、楽しかったみたいです。

二葉むさしが丘学園 村上さん(以下、村上):私は去年を知らないので、zoomで芸術家の方たちから何かを教わることができるって、面白いなぁっていうのがまずあって。だから、そんなに否定的にばっかり捉えなくてもいいのにって思ってたんです。昔、タイコとかを叩いて隣の村とコミュニケーションをとっていたっていうようなイメージもあるので、離れたところとの交流の原点みたいな感じで捉えたいなと思って、コール&レスポンスや、zoomの一瞬のズレを使って何か面白いことができないかなぁって考えたり。でも、慣れて楽しくなってきたら「これ、直に会ってやってたら、もっともっと楽しかったんだろうな」って実感して、「なんで私が入った年にコロナなんだ!」って、逆にすごく悔しく思いました。

セレノさんと一緒に『手のダンス』の振付を確認 (2020年度 撮影:伊藤華織)

二葉むさしが丘学園 宮崎さん(以下、宮崎): 私も去年を知らないのですが、zoomだと、いい感じでノッている時に音が途切れちゃったりして、一体感がなかなか出にくいという課題があると思います。でも、人前で踊るのがまだまだ恥ずかしい年齢なので、画面からはずれながらも実は後ろでやっているっていうこともあったので、そういった意味では、zoomの良さもあったと思います。

二葉むさしが丘学園 緒方さん(以下、緒方):去年は、直接カルテットの子たちと会っていたので、「この子たち、去年こういうことしてたよね」「こういう子だったよね」って話せるんですけど、今回zoomだったので、ちゃんと一人ひとりを知ることができなかったのが、ちょっともったいなかったし、ちゃんと一人ひとりを知りたかったなって思います。

中西:オンラインだとアーティストのみなさんが直接子どもに触れられない分、それぞれの施設の職員さんにいろいろサポートを任せないといけなかったので、去年よりも職員さんにご負担をかけたと思うんですけど、むさしが丘は職員さんがずっと一緒に多人数で関わってくださっていたので良かったなって思いました。

では、アーティストのみなさんはいかがですか。

セレノグラフィカ 阿比留さん(以下、阿比留):触れ合うっていうことは、実際に触れ合うだけじゃなくて、同じ空気を吸うとか、同じ景色を見るとか、同時に汗をかくとか、体が動くことに付随して起こっていることも含まれているので、やっぱりリアルに勝るものはないんだなぁ、と実感しています。

あと、途中から中西さんがこっちのスタジオに来てくれたので何とかなったんですけど、最初二人でやってた時は、手が足りないし全然セッティングもできなくて。カメラ一つにしても、声一つにしても、誰かがいないとできないので、かえって手間がかかることなんだなぁと思って。最新のことだと言っている割には、かなり人間の手を煩わせるんだなと、アナログ感も必要なんだなということが発見でした。

隅地さんのイラストで伝える (2020年度 撮影:伊藤華織)

セレノグラフィカ 隅地さん(以下、隅地):技術的なことをお助けいただいただけではなく、これは個人の感覚ですけど、孤独だったんですね、それまでが。もちろん阿比留さんと一緒にワークをするんですけど、孤独感みたいなものがまとわりついていて。でも、中西さんが来てくださって、ひとまずワークショップを成立させられることになって、ものすごくほっとしました。それでも、途切れたり、見えなくなったりするっていうことにも立ち会って、所詮機械ってそうやんねって思って、肩の荷もおりました。常にきれいに映らないといけない、こちらのことを届けないといけないって思っていた自らの硬直のようなものに、すごい気づかせていただきました。子どもたちやみなさんにも助けられながら、みんなの手で丁寧に運んだんだなっていう気がしてます。

音楽家 伊藤さん(以下、伊藤):良かった点としては、子どもたちが、できたことを見てほしがっていると、強く感じられたことです。今日は一人ずつ順番に演奏してもらったんですけど、実際に集まっていたら、全員に見られている中で一人で演奏するのって、緊張して難しいと思うんですが、zoomだと気軽にできて、しかも一人で相手に届けられるっていうところは、子どもたちにとってポジティブだったと思います。去年に比べても、人に見てもらうとか、伝わるようにやるっていう意識が強くなった気がするんですよね。ダンスにしろ演奏にしろ、自分がやることで精一杯だけど、その中でも画面を見ながら相手のところに伝わるようにっていう意識が膨らんでいるのが、良かったなと思います。

ピアニカの練習をするカルテットの子どもたち(zoom画面)

音楽家 港さん(以下、港):今日は、カルテットの子にピアニカやギター、フルートを一人ずつ順番にやってもらったんですね。一人ひとりソロをとっていく、それをその場にいる人が聴き合うっていう、あの感じがね、すごく良かったんです。

音楽活動を何十年かやってきた者として思うのは、一緒にバンドをやるみたいな感覚なんですよね。いわゆるロックバンドみたいなのをイメージしているんですけど。バンドだと、ケンカもあるし、もめごとも絶えないけど、でも一緒に曲を演奏したり、一人ずつ聴き合ったり、いろんなことを経て、人との信頼感とか安心感が少しずつ芽生えていく。それは、zoomであろうとリアルであろうとそんなに大きく変わらないんじゃないかなっていう気がするんです。どっちがいい、どっちがダメっていうことではなくてね。

吉田:私もバンドはずっとやりたいって言っていて。もしライブハウスとかコンサート会場みたいなところでやれれば、すごく良い思い出になるので、退所した後も自信につながるんじゃないかなと思います。ライブハウスのライトに照らされて、客席から見られるっていうステージに立てば、かなりの自信がつくと思うんですよね。例えば、退所後に、音楽に関わっていなかったとしても、積極性が出てくると思うので。レクリエーションの幅を超えた、普通の人が普段やらないようなことを実現させてあげる手伝いをしてもらえるといいなって思います。

 

◆退所する子たちとのつながり

中西:今年度、参加してくれた子のうち3人が退所しますが、児童養護施設に関わっていると、退所した後に待っている大変さがいつも心配になります。でも、「芸術家と子どもたち」は「子どもたち」までだから、退所した子となかなか関われなくて、もどかしい思いでいます。私たちはワークショップを続けたいと思っているので、退所する子たちが、引き続き遊びに来られるようなやり方を考えていきたいなと思っています。どうすれば退所した子がこういう活動を続けていけるのか、コロナ禍で孤立しがちだったり、ストレスを抱えがちだったりする子たちにとって、どういう場があると気持ちが休まる一助になれるのか、児童養護施設の職員のみなさんの立場から教えていただけますでしょうか。

退所するSさんは終わった後も残ってキーボードの演奏を聞かせてくれた (2020年度 撮影:伊藤華織)

鈴木:退所して施設を出ると、環境が激変するので、私たちは障害のある子には少し配慮するんです。まず施設から職場に通わせよう、そのあと少しずつ外に出そう、とか。とにかくいっぺんに、生活も学校から仕事って変えないようにしようってするんですけど、結果、それは、障害の有無は関係ないんです。成績も優秀で四年制大学に進学した子がいたんですが、退学しました。通常よりもできる子も、そこは無理なんですよね。いっぺんに変わるのは厳しいです。そしてコロナもあったので、大学がオンラインで始まったから、友だちもいないんです。もう、引きこもりですね。訪問したり、大学ともやり取りしたんですけど、結果は退学して自立援助ホームに行きます。それが一つの例なんです。

やっぱり施設を出たら孤立が待っているっていうところですよね。だから、帰ってくるところがあるとか、相談できる場所があるとか。港さんたちにピアノを教えていただいている子は、そこがちょっと帰るところ、寄るところの一つであって欲しいなと思っているし、そういう場所がたくさんあるといいなぁと。このワークショップの時間や空間も、参加した子たちが、ちょっと自分が弱っちゃった時に、気軽に寄れるところだといいなぁと思ってます。

中西:去年カルテットで頑張ってくれていた退所した子を、今年度うまく巻き込むことができなかったことがすごく残念なんですが、カルテットのほうはどうですか。

吉田:退所した子も、誘えば来たいだろうなと思います。情緒の障害がある子の場合は、その時の浮き沈みがあって、タイミングが難しいですけど、ちょうどいい時だったら、来たいだろうなと思いますし、今回退所する子も、住む所から距離的に来れるんだったら来たいって言うと思います。今、高2の子も、自分が退所したらスマホを持つから連絡して欲しいって、さっき言ってましたし。

みんなでダンス&音楽を合わせてzoomで録画 (2020年度 撮影:伊藤華織)

港:アフターケアは結構大きな問題だと思うんです。距離的、条件的に難しかったら、せめてzoomを活用して参加してもらえるような仕組みをつくった方がいいんじゃないかなと、みなさんの話を聞いていて思いました。リアルがいいのはもちろんなんですけどね、離れてしまってなかなか難しかったり、身動きが取れなかったり、器用に立ち回れない子が多いですものね。

 

◆これからのこと

中西:今回、京都に来てみて思ったのは、セレノグラフィカさんと例えば京都の児童養護施設の子たちと対面でワークショップをやり、東京では港さんたちとむさしが丘&カルテットの子たちがワークショップをやり、時々zoomで京都と東京を結んで、最後はお互いに京都と東京を行き来できたら面白そうだな、と。ライブハウスのお話もありましたが、今後やってみたいことや、チャレンジしたいことがあれば最後に聞いてみたいです。

緒方:去年からずっと子どもたちと話しているんですけど、京都に行ってセレノさんたちと一緒にやりたいなって。なので、実現させたいです。

座談会の様子(2020年度 撮影:伊藤華織)

中西:がんばります!

宮崎:今回、「花いちもんめ」をやることになった時に、結構、知らない子が多かったんです。ジェネレーションギャップを感じたんですけど。でも大人は知ってるので、大人自身もすごい楽しかったのと、周りの子どもを巻き込みやすかったっていうのもあったんです。今の子って遊び方を知らない子も多いので、そういった「花いちもんめ」みたいな、昔やっていた遊びを他にもやれたらいいなと思います。

村上:毎回終わった後に大人だけでやっている、「振り返り」を子どもと一緒にやりたいです。今は大人と子どもで、やってあげる側/やってもらう側というような役割が明確になりすぎている感じがしたので。ある退所した子の文章で、施設では自分が何か行動を起こす前に職員が動いてくれていたので、自分が何をしたいのかを気づくことや、自分で何かをしようとする時にどう動いていいのかわからない、というようなことが書いてあったのを思い出して。毎回、最後の15分はみんなで振り返りするとか、次回のことも、大人が考えるのではなく、子どもたちを巻き込んだ形にしていけたらいいなって思いました。

鈴木:野望は、去年から変わってないです。ギターの練習です。とにかく野望があるから来年も続けないとだめなんです!

(全員笑)

吉田:さっき提案を言われていたみたいに、僕も、振り返りを子ども参加型にしてみたらどうかなと思います。子どもに次は何やりたい?って聞いて、それに添うっていうのがいいんじゃないかなって。ただ付き合わせているっていうスタンスよりは、子どもたち主導で、我々が付き合うっていうのがいいのかもしれないなって感じましたね。

あと、京都に行く、っていうことも、もし予算とか叶うのであれば、是非。子どもたちは新幹線にも乗ったことないわけだし。新幹線でなくても、京都でなくても、中間地点の名古屋や静岡でもいいから、旅行体験だったり、さっきのライブと同じなんですけど、普段の施設の生活とは違うことをやらせてあげたいって思います。

中西:我々はいつも子どもたちに助けられているので、子どもたちが自分たちでいろいろ進めていってくれるようになったら、理想です。

セレノさん、来年やってみたいこととか、いかがですか。

取り組んできた曲の録画タイム(zoom画面)

隅地:今日、最後にやった2曲を、みんなで生でやりたいですね。バンドっていうお話をしてくださったんですけど、むさしとカルテットの子どもたちで、この曲は楽器をやって、こっちの曲では踊って、とか歌ってっていうような、自分たちのレパートリーができていって。それを、誰かに見せる機会や、遠いところに行ってやれたら、何かバンドがツアーに行くような感じで、自分たちが今暮らしているお家から違うところに行くっていう感じが持てたらいいなって思いましたね。音楽とダンスは仲良しなので、そういうことができたらいいなと思います。

阿比留:ちょっときっかけを投げて、それに子どもたちが食いついたら、あとはコロコロって転がっていくところがあるかもって思います。

歌詞を書いたり、音楽つけて欲しいって言ってる子もいたり、楽器もやりたいとか。子どもたちのやりたいことをどこまで引き出してあげられるかって思います。ダンスや体を動かすのは楽しいし、単純にスカッとするって感じてくれていれば、もう一回やりたいなって思えるし。そうやって子どもたちが楽しんでいる姿を誰かが見て、あんなのやってみたいなって思ってもらえたら、自分のステップアップにもつながるのかなって思って。そういう、子どもたちのやりたい何かを引き出していきたいなって思います。そして最終的には、やっぱり、本当に一緒に歩いて、みんなでちゃんと旅をして、人に会うっていうことをしたいです。

伊藤:隅地さんの仰っていたことはすごくやってみたいです。子どもたちのここをやりたいみたいなところをもうちょっと際立たせて、全員でやるところと、一人ひとりの興味あるところを際立たせて、そこにも光があたるような、両方できるような形ができたらいいなぁと思います。

港:こういった活動でね、子どもたちの意見を聞いてやってみようってなったら、楽しいから毎月、いや毎週やってほしいって言われるかもしれない。それをどこまでできるのかっていうことは多分大きな問題だと思うんですよね。

来年度は、4、5、6、7月過ぎて、8月か9月からスタートですよね。今年度は11月スタートだったし。コロナのことは大きかったと思うんだけど、でもやっぱり、今日これでひと段落して、ここから半年無いっていうのは、仕組みとしてちょっと間違っているような気がするんですよ。制作サイドは大変だと思うんだけど、何とかして定期的にやらないと。半年間、何もしないバンド活動はあり得ないので、もう少し進行を考えないといけないと思います。

中西:そうですね、3、4月の進級や入所、退所とかいろいろ落ち着いたら、なるべく早く再開できたらいいなって思います。

キーボードの練習を村上さんがサポート (2020年度 撮影:伊藤華織)

伊藤:今日、ワークショップが終わってからカルテットの子が「(借りてる)フルート、どうしたらいいですか」って聞いてきて、「次の一年も使ってていいよ」って言ったんです。活動のない期間にも、持ち帰って何かできるものを用意してあげられたらいいでしょうね。ピアノでもピアニカでもダンスでも。

中西:そうですね。むさしが丘でも村上さんの音楽教室の時間に、今回の練習をしてくれてたみたいで、ワークショップの時間じゃないところでも、この時間がつながっていったらうれしいなって思います。

芸術家と子どもたち 堤:2年目の今年度は、二つの施設の職員の方々、そしてアーティストのみなさんにご負担をかけることになりましたが、こうしてオンラインで成果をあげることができ、ありがとうございました。

この事業は、文化庁の支援制度のもと実施していて、企画内容としては二つの施設が交流することがポイントなので、今後も是非良い交流を目指したいと思っています。オンラインでは、今年なりの成果が出ましたが、次年度はやはり実際に会って交流できる形を目指していきたいと思います。その中で、子どもたちのアイデアをいろいろ取り込みながら、長距離なのか短距離なのかわかんないですけど移動を伴い、いつもの生活とはちょっと違う事、特別な体験みたいなことをできればいいなぁと思っていますので、今後もよろしくお願いいたします。


人と人がつながる時に、触れ合いや、時間や場所を共有することは必要不可欠なことですが、その方法や、場のつくり方にはいろんな可能性があるように思います。退所していく子たちの、晴れやかな言葉に、今回出会った子どもたちとなら、オンラインでもまだまだできることはあるかもしれないと、前向きな気持ちももらった気がします。施設の外には、不安や心配がきっとたくさんあるけれど、彼ら彼女らの旅立ちを励みに、音楽やダンスがいつもみんなの側にあるように、私たちができることを積み重ねていきたいです。Vol.3では、アーティストの方々が、今どんなことを考えているのかをご紹介します。

記録・編集:広沢純子
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