田村 一行 (たむら いっこう)

大駱駝艦舞踏手。1976年生。99年日本大学芸術学部卒。98年大駱駝艦に入艦。舞踏家・俳優である麿赤兒に師事。以後現在まで国内外全ての活動に参加。
02年『雑踏のリベルタン』(第34回舞踊批評家協会新人賞受賞)より自らの振付・演出作品の創作を開始。緻密な振付で構成する作品には、新たな舞踏の可能性が注目されている。
06年フランスを拠点に活躍するダンサー、ジョセフ・ナジ振付作品『遊*asobu』に出演。アヴィニョン演劇祭オープニングを皮切りに5ヵ国15都市のツアーに参加。08年、個のルーツに挑む作品『血』を東京初演。以降、大阪・オルレアン(フランス)・福岡・豊川・八戸で上演。同年、文化庁新進芸術家海外留学制度によりフランスへ留学。10年『オママゴト』東京初演、以降パリ・北九州で上演。14年『又』東京、『おじょう藤九郎さま』八戸・東京で上演。渡辺えり、白井晃、小野寺修二、宮本亜門、笠井叡の舞台など客演も多数。
社会での価値観や既成概念を排除し、どのようにプリミティブなカラダと出会うのか。そしてそのカラダはいかにして動かされるのか…。舞踏の特性を活かしたワークショップは、子供から高齢者、高校・大学、各分野のアーティストまで幅広く好評を得ている。
平成23年より一般財団法人地域創造「公共ホール現代ダンス活性化事業」登録アーティスト。
写真:松田純一