田畑 真希 (たばた まき)

3歳からクラシックバレエを始める。高校生の頃、トゥシューズを履いて踊ることに疑問を感じ、更なる表現を追及するため、桐朋学園短期大学演劇科に入学し、様々なジャンルの身体表現を学ぶ。紆余曲折を経てコンテンポラリーダンスの世界へ。
山田うん、伊藤キム等の作品にダンサーとして参加していたが、2007年、講師をしていたダンスクラスの生徒のサラリーマン、役者、市役所勤め等素人4人の男子に「人前で踊ってみたい」という願いを告げられ、試行錯誤を繰り返し作品を発表した事から振付家として活動を開始。その作品を基に女性ダンサーを迎え、練り直した『ドラマチック、の回』が、横浜ダンスコレクションR2009で<未来に羽ばたく横浜賞><マスダンザ賞>を受賞。
滑稽なまでにガムシャラに、ユーモアを散りばめながら丁寧に時間を紡ぐ作風には定評があり、7カ国13都市にて作品を上演し好評を得る。
近年では、日本女子体育大学や関東学生舞踊連盟等に作品を提供する他、ダンスクラスやWSを行う。シンガポールやドイツ等海外でもWSを展開し、国籍、性別、年齢、経験などの差異を超えて、誰もが一緒に楽しみながら出来る身体表現の促進を目指す。
写真=松本和幸