MENU
前のページへ戻る

参加アーティストArtist

井手 茂太 (いで しげひろ)

振付家

ヘンな動きがカッコよく、どこかユーモラスでどこかハカナイ人間模様を描くダンス・カンパニー、「イデビアン・クルー」主宰。1995年の旗揚げ以来、既存のダンススタイルにとらわれない自由な発想で、日常のささいな遊び心を大切にダンスに取り組んでいる。集団の中のコミュニケーションをモチーフに、日常的な身振りや出演者の個性を活かした動きなど、オリジナリティのある振り付けで注目される。また、群舞や無音の中で少ない動きによって生まれる間合いの美しさなどが作品の特徴で、空間的・時間的な構成力には定評がある。また、『AMERIKA』(松本修演出)、『クラウディアからの手紙』(鐘下辰男演出)、『犬は鎖につなぐべからず』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)など、演劇やミュージカルなどダンス以外の作品にも多く携り、高い評価を得ている。04年、振付家として初めて読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞。06年、アサヒビール芸術賞受賞。すこぶるしなやかで弾力のあるその動きは観る者の目を離さず、ダンサーとしての注目度も高いが、振付家に徹するため、ふだんカンパニーの作品に出演することはほとんどない。