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ASIAS児童養護施設ASIAS for Children's Home

アーティストを児童養護施設へ

ASIAS児童養護施設は、アーティストが児童養護施設へ出かけていって、
施設の担当職員との意思疎通を重視しながら、年間10日間程度のワークショップを実施する取り組みです。

アーティストによるワークショップとは

★こちらの冊子もご覧ください★
「児童養護施設のこれからを考えよう~アーティスト・ワークショップの実践から~」
「児童養護施設等における被虐待児や障害児へのアートを通した自立支援活動~アーティスト・ワークショップの記録・事業紹介~」

 

“アート”という、子どもたちを支える新たなアプローチ

児童養護施設で暮らす子どもたちは、施設だけでは抱えきれないほど様々な課題を抱えています。特に大人との関わりが希薄なため自分一人では心の安定が図れず、自己表現が苦手なためにSOSを出せない子どもたちが増加しています。
芸術家と子どもたちでは、アートを通じて課題にアプローチするべく、経験と実績が豊富なアーティストを派遣し、施設と連携しながらワークショップを実施しています。

特別なケアが必要な子どもたちが増えている

近年、保護者がいない、もしくは保護者の適切な養育を受けられない子どもが増加傾向にあり、社会的養護が必要な児童は約45,000人、そのうち26,449人(福祉行政報告例より平成29年3月末現在)が児童養護施設に入所しています。様々な課題を抱えた児童の割合も増加しており、社会的養護の対象となる子どもにこそ、社会の変化にも対応したより細やかな支援の充実が求められています。

自立支援の充実が必要

児童虐待の増加などに伴い、虐待を受けた子どもなどへの対応や、退所後の自立を見通した支援など、きめ細やかな、個人に寄り添った自立支援が求められています。

 

“きみはきみのままでいいんだよ”

ASIASの場では、一人一人の自由な表現が許され、認められ、肯定的な評価が得られます。定期的に用意される自分の居場所で、子どもたちは、小さな失敗と成功を積み重ねながら、今を生きる自分を表現していきます。

“一緒につくろう、一緒にいきよう”

ASIASでは、多くの場合、他者と協力しながら小集団で音楽やダンス、造形などの創作を行います。ひとと関わり、ひとに自分をさらけ出す経験、ひとの表現を面白がる経験、ひとと悔しさや哀しみ、喜びを分かち合う経験、みんなでひとつのことを成し遂げる経験…。こうした一つひとつの経験を経て、子どもたちは、自己肯定感を高め、コミュニケーション能力を高め、他者との信頼関係を構築していきます。

実施概要

ジャンル:ダンス・演劇・音楽・美術等
実施日数:8~10日間程度
実施時数: 1回(1日)あたり1.5~2時間程度
実施場所:集会室、多目的室や体育館など施設内のスペース
発表の機会:子どもたちの様子や職員の方の希望を元に、場合によっては成果発表的なパフォーマンスを検討
費用:施設側の財政面での負担は基本的にございません

●過去の活動例

【施設名:クリスマス・ヴィレッジ(足立区)】

対象:小学2 ~高校1年生18人
日数:13日間
時間:各回2~3時間
発表の機会:職員や施設内の子どもたちに向けて発表
作品タイトル:『マリアと伝説の指輪』
アーティスト:棚川寛子(舞台音楽家)
概要: 2016年12月~ 2018年2月まで、月1回程度のペースでワークショップを実施。最初の数回は学年により前後半の2グループに分け、途中からは全員一緒に活動。
内容: 子どもたちと一緒にオリジナルのお芝居をつくり、最終日に発表を行いました。
衣装や舞台美術、劇中の音楽も子どもたちと一緒に相談しながらつくりました。
様々な表現方法を知り、みんなで協力して一つのものをつくり上げる体験を通して、一人ひとりの表現が認められ、人と関わる楽しさを味わいました。

【施設名:二葉むさしが丘学園(小平市) 】

対象:小学1 ~中学3年生12人
日数:13日間
時間:各回1.5時間
発表の機会:職員や施設内の子どもたちに向けて発表
アーティスト:入手杏奈(振付家・ダンサー)
概要: 2017年7月~ 2018年2月まで、月1~ 2回程度のペースでワークショップを実施。
内容: 身体を使った表現を経験する中で、自然と人と関わり合いながら自己表現を楽しめるようになっていきました。相手の動きを真似ることで、相手の気持ちや思いを感じ取るなど、言葉を使わずに身体でコミュニケーションをしながら、子どもたちの関係性を深めていきました。
最終回にはワークショップで取り組んだ要素をまとめてダンス作品として発表しました。

【施設名:子供の家(清瀬市)】

対象:年長~高校2年生11人
日数:16日間
時間:各回2時間(前後半)
発表の機会:職員や施設内の子どもたちに向けて発表
アーティスト:新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)
概要: 2016年11月~ 2017年9月まで、月1~ 2回程度のペースで、学年により前後半の2グループに分けて活動。
内容: 身体を使った表現を試し、子どもたちのアイデアや好きなことが何かを探りながら進めました。
靴下での人形や段ボールでの獅子舞づくりなどものづくりを取り入れたり、お鍋で音楽をつくったり、影絵や、屋外で巨大なビニールチューブで遊んだり、身体、音楽、造形など様々な経験をして、最終回にパフォーマンス作品として発表しました。