そよぐ風の爽やかな5月、グリグリのワークデーは賑やかな1日となりました。バラも咲き始め、春菊の花も思わぬ可愛い黄色い花を咲かせ、ジャガイモも2週間で驚くほど成長していて、畑の彩りが豊かになってきました。

黒板で今日やりたい事を確認した後は、各自好きな場所へと散らばります。今回のメインメニューは、ハーブを植える、こども畑作り、石窯の修繕、物置の片付けなどです。ふと見ると、ブドウもいっきに葉を茂らせていたので早速柱にくくりつけました。

ハーブは、メンバーの方がワークデーの前に園芸店に買い出しに行ったので、植える場所を作るべく、雑草やどくだみの根っこ退治に取りかかりました。子どもの手いっぱいに根っこが収穫され、どくだみに占領されていた場所が、ハーブ畑に生まれ変わります!

一方こども畑では、以前ワークショップで堆肥ボックスを一緒に作った美術家のジョニーさんを迎えて、本格的な畑づくりを開始しました。子どもによる、子どものための畑です。男の子たちは杭を打ったり電動ドライバーを使ったりする事にも果敢に挑戦し、女の子たちは畑の周りを彩る三角旗をせっせせっせと作っていきます。

作業がどんどん進むとお昼の時間もあっという間に訪れます。教室に戻りがてらソラマメを収穫し、料理部隊がラディッシュを盛り付けて、ラディッシュの葉っぱで美味しいスープも振舞われました。

さてさて、お昼からも作業の続きです。ハーブを日当たりの好みに合わせて植える場所を相談し、こども畑では引き続き三角旗作りが続き、出入り口には立派な橋がかけられていました。

また、午後からは石窯の修理も行いました。藁を混ぜて土を作って張り付けていき、そこに貝殻やガラス片を埋め込みました。まだ完成ではありませんが、夏祭りまでに少しずつ作業を進めていきます。

最終的には、こども畑には子どもたちが考えたルールが書き込まれた看板が立てられました。「子ども以外は入ってはいけません。」とのことなので、どんな畑になっていくのか、大人は静かに楽しく見守ることにします。

いつの間にか、大量発生しているアービーを使って冠を作ったり、子どもたちの造形的な才能も存分に発揮された1日、夏に向けて畑の活動はどんどん活発になっています!