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リンゴの自然栽培で有名な木村秋則さんの本で繰り返し書かれているのは、植物栽培の基本は土づくり、土が良くなければ上に育つものは良いものができるはずがないということ。比較するのはおこがましいですが、グリグリの場合は、まず最初に土の悪い場所にいかに畑をつくり、植物を育てるかというところからスタートしたので、この言葉はとても胸にずーんと深く響いたものでした。
実際のところ、グリグリでは土を入れ替えて栽培をはじめたのですが、元の土に比べたらずっとマシだったものの、所詮出所のわからない土。固くて根菜は当初あまりよく育ちませんでした。ですが、そんな土も4年も経つとまずまずやわらかくなり、丸い大根やミニ大根などはうまく作れるようになりました。それは何より、参加アーティストであるカブさんが根気よく土づくりを指導してくれたからです。
しかしながら、実のところ、私を含めたメンバーの多くが、いつもカブさんの指導のままに作業しており、なぜ腐葉土やくんたんやわらなどを混ぜているのかよく理解せず、土の働きそのものをほとんど理解しないまま栽培していたのが現状で・・・。グリグリは「農業」ではないにしても、畑づくりの活動なのに!
今後はグリグリがどういう土づくりをし、どういう耕作方法をしていくのか、みんなで考えながら植物栽培をしていく時期に来ているのではないかということで、カブさんに土づくりの勉強会を開いてもらいました。


カブさんが話してくれたことは、冒頭の木村さんの話にも通じる、自然と循環するサイクルをつくっていくことで植物の成長を促してあげる環境づくりの話でした。
・ 人の介入を最低限に抑え、うまくサイクルができるように助けてあげる感覚で取り組むこと。
・ グリグリの畑はまだサイクルができる状態ではないので、まず土を豊かにしてあげることからはじめて(緑肥になる植物を植える、有機資材だけを使用するなど)、病害虫を防ぐためにはなるべくお互いを助けるような植物の組み合わせをつくり(コンパニオンプランツを植える)、いい循環が生まれる環境づくりを心がけよう。
・ 農業ではないので、風景や景観づくりも意識しながら、植物の組み合わせを考えたり、堆肥づくりなどのエコな取り組みもしてこう。
・・・そんなお話しでした。
カブさんの話を聞いて、多くの方は賛同してくれた様子。この後、畑の手入れをしている時も、「雑草はなるべく抜かない方がいいんだね」などと話しながらやっていました。
個人的には、木村さんの本を読んだ後だっただけに、とうとうグリグリもそこまで意識してやることになるのか!と、4年間という時間の積み重ねの大きさを感じたものです。日常の一コマとなっているグリグリでこうしたことを行うとなると、間違いなくプライベートでも「本当に環境にいいこととは何だろう?」と考えることになります。次世代を担う子どもたちが多く参加しているグリグリのこの一歩は、もしかしたらすごく大事な一歩になるかもしれません!
そんな日にふさわしく、お話の後は文京区に拠点をおくNPO法人緑のごみ銀行さんより、手づくりの腐葉土をいただきに御茶ノ水まで行きました。おどろいたことに、御茶ノ水橋の下で区内で集めた落ち葉を活用して腐葉土を作っているので。川の向こうには駅のホームが見える、そんな場所です。いただいた腐葉土はさらさらしていて匂いもなく、畑に戻ったら早速土に混ぜ込みました。こんなに近くでこんなすばらしい活動をされている方たちに出会えて、グリグリもとてもいい励みになりました!
腐葉土づくり工房のゲート(奥に御茶ノ水駅が見える)
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芽キャベツが結実♪3年目の正直!
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