体感デーをはさんで久しぶりのグリグリワークデーは、暑くも寒くもないちょうどよいお天気で、畑のお手入れが随分はかどりました。
まずみどりのカーテンにできていたシカクマメを収穫、まるで誰かが模様を描いたようなオモチャカボチャも小さく実をつけていました。

そのあとは、体感デーに植えてもらったブロッコリーなどの様子を見みてみたのですが、虫よけのカバーをとると、なんとほとんど葉っぱが食べられているではありませんか!みんなで青虫を探して捕獲、別の場所へ移動させました。

その傍らでは、ハーブ畑の手入れをしたり、コニファーを散髪して畑の風通しをよくしました。

きれな丸にするべく散髪に夢中になる子もいれば、抜いたツルでリースを作る子どもたちもいます。そして切った枝や草を片付けたり運んだりするのも、大人も子どももせっせと取り組みました。

お昼には、HER部が入れてくれたハーブティーとともに、シカクマメのいためものをつくりました。シカクマメは切ると断面が星型のようになっている面白い植物です。

午後からも午前中に抜いた草や切った枝などを片付けていたら、何やら子どもたちがワラワラと集まってきました。何をしているかというと、あるお母さんが手のひらほどの大きさのカエルを捕まえて、みんなが一瞬で集まったのです。(最後にはまた畑に返していました。)

畑にはいろんな生き物がいるのだなあと感心した後は、夏野菜の収穫や次に植えるにんにくのために土を耕しました。

途中すいかが小さく実っているのを発見!食べれる大きさではありませんでしたが、2つも収穫できました。来年は食べられるサイズになるようリベンジです。

最後には、ひまわりの種を収穫したり、いつのまにか随分成長していたぶどうを見て、巻きつくまでにかかった時間を知っているメンバーからは歓声が上がり、しっかりぶどう棚に巻きつけて畑を後にしました。

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去る9月4日、にしすがも創造舎の校庭で「畑@校庭まるごと体感デー」が開催されました。台風の影響が懸念されながらも、当日は嘘のように雨が止み、さわやかな秋の風が校庭をかけぬけていく心地いい天気に恵まれたおかげで、当日の来場者数は過去最多の600名。多くの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。
このイベントは、当初はグリグリの収穫祭として開催していたものですが、昨夏のアースデイマーケットさんとの出会いによって、オーガニックの食材を提供する農家さんのマーケットや親子向けの音楽ライブ、カモ・カフェのオープン・カフェが開かれるコラボ・イベントとして、今回が3回目の開催となりました。
<アースデイマーケット> 
新鮮な野菜から梅干し、ハチミツ、ジャム、大豆、お茶など、毎度幅広いアイテムが揃い、正午の開店を待ちきれない方たちが開場前から集まっていたのが印象的でした。
<グリグリ>
毎度大好評の石がまPIZZA、畑ガイドツアー、絵本の読み聞かせ、こども屋(今回はボーリング)の他、初企画としてハーブBARを開催しました。ハーブBARは、グリグリのハーブ畑から着想したドリンクやブーケの販売と、ハーブスプレーづくり体験ができるというコーナーで、ゼロからグリグリメンバーの「ハーブ部」が企画し、準備をしたという点でとても新しい挑戦でした。
6月頃からこの日のために様々な試行錯誤を繰り返し、アイディアを練って万全の体制で迎えた甲斐があり、当日は絶え間なくお客さんが訪れる盛況ぶりでした。グリグリメンバーは、イベントのために色々な準備を行ってきたのですが、その一つが会場を彩った日よけのターフと万国旗でした。会場に華やかさを出すためと、ピザが焼きあがるまでの間お客様が日影で過ごせるようにという実利も考えて作成したのですが、各自が古着や自宅に余っている布を持ち寄り、ワークデー(=活動日)にチクチク針仕事をして仕上げていきました。万国旗もターフと同じ布を使い、子どもも手伝いながら一つ一つ作っていったものです。もう一つメンバーが作ったのは、アースデイマーケットでの買い物に一部使われていた黒いエコバックです。グリグリも環境に配慮した活動を行っているためメンバーの意識は高く、環境を大事にする農家さんの思いに少しでも寄り添えればということで寸暇をおしんで作成しました。イベントの内容自体は毎回それほど大きく変わりませんが、運営しているグリグリメンバーの意識には、このようにもてなしの気持ちが大きく芽生えていることを少しでも知っていただければと思います。
<野外音楽ライブ>
「即興楽団ウジャ」は、誰がアーティストで、誰が来場者なのか区別できないくらい会場の皆が一体になって音楽を奏でるという未だかつてない状況を創りだしていました。民族打楽器やタイコ、手づくり楽器など、手に持つ楽器はそれぞれで、ときどきマイクでシャウトする子どももいたりするのですが、すべてが音楽になり、ウジャさんの指揮のもとにいつしか集まるというコントロールされたカオスが、何とも原始的に人びとの心をゆさぶっているようでした。
「畑@校庭・・・」は、次回は春ごろ開催の予定です。再び皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
会場の様子
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ハーブBARのスタッフとしてがんばるグリグリキッズ
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ハーブのブーケ
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グリグリメンバーのパパさん、ママさんによる絵本の読み聞かせ
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ぷちライブ!の即興楽団ウジャさん
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読んだ絵本:「とこちゃんはどこ」「ことばのあいうえお」「ゆっくりのんびり」「たいようオルガン」「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」など
9月のえほんの会は、8月がお休みだったため2ヶ月ぶりの開催でした。台風の接近にも関わらず、初めて来てくれた方も常連さんも、そしてえぽんずメンバーも久しぶりの方も登場して、午前の回はたくさんの人で賑わいました。
一冊目の絵本は、「とこちゃんはどこ」でした。あちこち動き回る「とこちゃん」ことえぽんずメンバーに、子どもたちもちょろちょろ付いて行きました。「ドオン!」では、みんなでバケツ太鼓や楽器を持って、「鬼の子チーム」と「人の子チーム」で、太鼓合戦です!お父さんやお母さん、動物たちなど登場人物が増える度に、どちらのチームの音も次第に大きくなっていきました。

午前の回の締めくくりは、いつでも大人気の「ことばのあいうえお」でした。えぽんずさんがペラペラページをめくって、好きなところでストップ!そのページの文字から始まる言葉を、子どもたちだけでなく、お父さんお母さんも一緒に考えました。

午後の回は、台風の影響で降ったり止んだりの雨の影響か、ぐっと人が少なくなり、午前中から残ってくれた2組の家族とゆっくり贅沢なえほんの会となりました。
「たいようオルガン」では、マットの汽車に乗ってみんなで旅に出発です。橋を渡ったり、海に浮かぶ船を作ったり、バケツをかぶってトンネルの中を体感してみたり、いろんな想像の世界を越えて行きました。

そして、この日は三世代で参加してくれたご家族もいたので、2冊目は「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」を読みました。最初のうちは微笑ましく見ていたものの、おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんの…が、「ひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひい…(ずっと続く)」になってくると、えぽんずも必死、見ている大人は笑いが止まりません。いろんな読み方が楽しめる絵本でした。

そして、リクエストを聞いたところ、またまた「ことばのあいうえお」を読みました。タイミングよく大雨が降ったり、積み木を使ったり、出てくる言葉を身体も動かしながら感じていきました。
次回のえほんの会は、10月16日(日)です。読書の秋、身体や音楽も使って、いつもと少し違うえほんの世界を味わいに来てみませんか?
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☆9月のえぽんずさん:俳優
(たけうちみずゑさん、赤羽さや香さん、菊池千里さん)
ゲスト:
後藤 勇さん(コントラバス弾き語り)
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